研究領域 | 化学コミュニケーションのフロンティア |
研究課題/領域番号 |
20H04779
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
櫻谷 英治 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(生物資源産業学域), 教授 (10362427)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 水酸化脂肪酸 / フザリウム / 糸状菌 / 発酵 / hydroxy fatty acid / Fusarium / lipid / ligand |
研究開始時の研究の概要 |
トマトの立枯病を引き起こす植物病原菌の中には、水酸化脂肪酸とよばれる脂質を蓄積するものがいる。これらの脂肪酸群が植物への感染機構と関係があるかどうか不明であるが、植物寄生性とこれら脂肪酸群の蓄積能との関係は大変興味深い。そこで、本研究では、植物病原菌がつくるこれら脂肪酸群の植物寄生への影響を評価することとした。
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研究実績の概要 |
自然界から廃グリセロールを利用可能な菌のスクリーニングを行った結果、脂肪酸二次代謝産物(10-ヒドロキシ脂肪酸と10-オキソ脂肪酸)を著量蓄積する糸状菌の単離に成功した。同定の結果、フザリウム属糸状菌であることがわかった。いくつかのフザリウム属糸状菌の脂肪酸二次代謝産物の生産性を評価したところ、生産量の差はあるもののこれら脂肪酸二次代謝産物を生成することがわかった。 単離したフザリウム属糸状菌がもつ脂肪酸水和酵素遺伝子を大腸菌で発現させ機能性を評価した。オレイン酸を最も効率よく対応する10-ヒドロキシ脂肪酸へ変換することがわかった。また、リノール酸やリノレン酸、パルミトオレイン酸にも水和活性を有することが分かった。最適温度や最適pHを調べてところ、これまで報告されているバクテリア由来のオレイン酸水和酵素とやや異なることもわかった。また、単離したフザリウム属糸状菌には2つの脂肪酸水和酵素遺伝子がゲノム上に存在するものの、一方は通常培養で転写されていない可能性が示唆された。 単離したフザリウム糸状菌の遺伝子組換え系の開発も行った。糸状菌で用いられる遺伝子組換え系をいくつか試した結果、パーティクルガン法による遺伝子組換え系が有効であることがわかった。フザリウム属糸状菌は胞子の形成と回収が容易であること、胞子の前処理が必要なく、金粒子やタングステン粒子にコーティングしたDNAを胞子細胞内に導入することができる点がメリットと考えられた。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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