研究領域 | 細胞機能を司るオルガネラ・ゾーンの解読 |
研究課題/領域番号 |
20H04914
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
小柴 琢己 福岡大学, 理学部, 教授 (70403970)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2021年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | ミトコンドリア / トキソプラズマ原虫 / 自然免疫 / 相互作用解析 / 抗ウイルス自然免疫 / ストレス応答 / RNAウイルス / miRNA / MAVS / 感染症 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、本研究領域が目指す「ストレスに対してオルガネラ内に形成される機能領域の理解」の命題に対し、感染微生物(ストレス)とミトコンドリア(オルガネラ)をキーワードとして、自然免疫時に形成される応答ゾーンの発掘を目指す課題である。ミトコンドリアの機能不全は、疾患以外にも加齢や老化に伴って徐々に進行することも知られてきた。このような影響は、結果として病原性微生物に対する二次的な感染症への備えにも直結する。そのような観点からも、ミトコンドリアの免疫系におけるメカニズムの詳細が理解される意義は、創薬や感染症医療の周辺領域への波及効果が大きいと考える。
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研究実績の概要 |
本研究は、本研究領域が目指す「ストレスに対してオルガネラ内に形成される機能領域の理解」の命題に対し、感染微生物(ストレス)とミトコンドリア(オルガネラ)をキーワードとして、自然免疫時に形成される応答ゾーンの発掘を目指す課題である。該当年度は、ミトコンドリアを介した自然免疫を理解する上で、宿主・ミトコンドリアと寄生虫(トキソプラズマ)との関連性に関する研究を行った。
トキソプラズマは世界人口の約三割程度が感染していると言われる寄生原虫であり、特に免疫不全患者が感染した際には致死性の脳症を引き起こし、妊婦では流産や新生児の水頭症などの先天性疾患を引き起こす危険性がある。重篤化したトキソプラズマ感染症の根治は現状では困難であり、新規治療法の開発が望まれるが、発症や感染拡大メカニズムの全容はあまり分かっていない。先行研究では、トキソプラズマが感染した細胞内において、宿主ミトコンドリアの一部がトキソプラズマ周辺に集積することが報告されている。本研究では、トキソプラズマと宿主ミトコンドリアの隣接ゾーンの解析を行った。帯広畜産大学・原虫病研究センターが保有するトキソプラズマのcDNAライブラリーを用いて、個別の原虫タンパク質とヒト培養細胞内のミトコンドリアとの相互作用を調べた結果、新規のミトコンドリア結合分子(MBP)を見出した。この外来タンパク質はミトコンドリア外膜に局在する脂質調節タンパク質と相互作用し、原虫とミトコンドリアとの隣接ゾーンに局在することが明らかになった。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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