研究領域 | 共創的コミュニケーションのための言語進化学 |
研究課題/領域番号 |
20H05002
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
阪上 雅昭 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (70202083)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ダイナミックシステムズアプローチ / 階層性 / アトラクター / 意図共有 / 機械学習 / Variatiocal Autoencoder / 表出語彙 / ダイナミックシステムアプローチ / バイアス / ダイナミックアプローチ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,原初的な語が発達初期から品詞に分類可能であるという従来の言語発達研究の前提を問い直し,乳幼児独自の言語構造とその可塑的変化を捉えるスキームを創ることを試みる.非線形物理学の知見を援用し,階層性の素材となる「語」の意味分化をアトラクターの分岐,大人の働きかけとそれに対する幼児の感受性からなる意図共有をアトラクターの制御因子(バイアス),新奇語の学習における記号-意味の接地問題をアトラクターの再編成と捉えて,実験とモデルの構築を進める.
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研究実績の概要 |
本研究では,原初的な語が発達初期から品詞に分類可能であるという従来の言語発達研究の前提を問い直し,乳幼児独自の言語構造とその可塑的変化を捉えるスキームを創ることを目的とする.そのため,非線形物理の知見を人間発達に応用したダイナミックシステム・アプローチを援用し,言語発達における「語の意味分化」過程及び大人の働きかけによる「語の意味誘導」を統一的に説明するモデル構築をめざし,そのための心理実験を行った. 初期の語の意味が〈出来事〉全体を指示する段階から〈モノ〉だけを指示する段階へと分化するという胚性詞仮説を実証する実験を行った.さらにこの 18~23ヶ月69名を対象にした横断的実験と併せて,そのうちの16名については,月齢が18~19ヶ月と21ヶ月の2回にわたる縦断的な実験を実施している.その結果,横断研究(69名)および縦断研究(16名)のどちらにおいても,さらに,指差しと注視のどちらの指標においても、胚性詞仮説を支持する結果が得られた.また,この月齢の幼児は,〈行為〉だけから名詞的な語の意味を予測することはできなかった.したがって,名詞的な語の初期の意味は〈モノ〉と〈行為〉とが未分化に融け合っているものの,そのなかで〈行為〉に相対的な比重が置かれているわけではなく,名詞に対応する〈モノ〉それ自体が語の意味判断には必要であることが示唆された. さらに本年度は,語の意味分化と語彙数の成長との関係を調べた.その結果,名詞的な語の意味分化の程度は,特に動詞において,その後の語彙数の成長に正の関連をもっていることという興味深い知見を得ることができた. この研究と平行して,乳幼児の表出語彙数の発達データについての主成分分析さらにVAE(Variational AutoEncoder)という機械学習の手法による解析を実施し,表出語彙数の発達を記述するモデルを構築することができた.
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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