研究領域 | 脳情報動態を規定する多領野連関と並列処理 |
研究課題/領域番号 |
20H05064
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
宮田 淳 京都大学, 医学研究科, 講師 (90549099)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2021年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | salience / 妄想 / 領域特異性 / メタ認知 / confidence / 幻聴 / 幻視 / ネットワーク / 海馬 / 中脳 / 線条体 / salience network / 視覚ネットワーク / 聴覚ネットワーク / 感覚運動ネットワーク |
研究開始時の研究の概要 |
本研究課題では妄想・幻視・幻聴のネットワーク病態を、4 つの salience の計算論モデルにより明らかにする。 研究項目1)4 つのsalience間の動的な結合性と、それらと妄想・幻視・幻聴とのかかわりを、機能的MRI(fMRI)に対するエネルギー地形図解析により明らかにする。 研究項目2)エネルギー地形図解析においてfMRIと拡散MRIを組み合わせることで、4つのsalienceを説明する最適な機能的・構造的モデルを決定する。 研究項目3)Bayesモデルを用いて4つのsalienceを統一的に記述し、妄想・幻視・幻聴の計算論的バイオマーカー開発につなげる。
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研究実績の概要 |
本研究課題では、動機的salience、salience network(SN)、視覚的salience、聴覚的salienceという、既知の4つのsalienceの領域・神経システムという観点から、妄想、幻視、幻聴などの病態を明らかにすることを目的とした。 Resting state magnetic resonance imaging(rsfMRI)に対するindependent component analysis(ICA)を用いて、動機的salienceに関わるMedial temporal lobe network(MTLN)およびBasal ganglia network(BGN)、SN、視覚的salienceに関わるvisual network(VN)、聴覚的salienceに関わるauditory network(AN)、身体感覚に関わるsomatosensory network(SMN)を同定した。また主観的なsalienceを同定できるAberrant salience inventoryを用いて、感覚的なsalienceと認知的なsalienceの強さを測定した。これらの間の関連を検討した結果、感覚的なsalienceとVN-SMN間の結合性とが関連しており、認知的なsalienceとBGNの結合性が関連していることが明らかになった。これらのことからsalienceの領域特異性が示された。 また、rsfMRIのICAと認知機能検査、メタ認知の指標(妄想のconfidence)との間の関連を検討した結果、認知機能とメタ認知機能に関わる機能的ネットワークは概ね異なっており、その中でdefault mode networkは両者に関わる可能性があることが示された。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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