研究領域 | 水圏機能材料:環境に調和・応答するマテリアル構築学の創成 |
研究課題/領域番号 |
20H05225
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
松本 卓也 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (40324793)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | チタン / 生体界面 / 接着 / 水和相 / 水素結合 / 生体分子 / 接着性 / 親水性 / 疎水性 |
研究開始時の研究の概要 |
チタン表面は生体組織/分子との相関における水の役割を検討するモデル材料として有望である。また、この理解は生体材料の これまでにない新機能創出につながる。本研究では表面修飾により様々な水和相をチタン表面に構築し、その構築表面の特性と生体分子との相互作用を検討する。これらを総合的に評価することでチタンと生体分子との相互作用における水和相の本質的な役割を明確にする。
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研究実績の概要 |
チタン系金属材料、特に、Ti-6Al-4Vという整形外科領域でも使用されるチタン合金に関しても、純チタンの場合と同様、同じ化学処理により生体組織への接着能力が高まるのかについて検討を進めた。その結果、純チタンの場合よりも低い接着力を示すことが明らかとなった。この理由として全体のチタン量の減少にともなう水素化チタン量の絶対量の減少が考えられた。また、被着材同士の接着面積向上や凹凸構造の付加を目指し、サンドブラスト処理を行うことで、マルチスケールの凹凸構造作製ならびに表面積の増加に成功し、結果として、2倍以上の接着強さ獲得につながった。この接着強さは、現在使用されている生体組織接着剤として最も高い接着力を示すシアノアクリレート系接着剤と同等の接着強さであり、高い実用性が期待できる。また、使用する合金の種類、化学修飾の程度、物理修飾の程度により、その接着強さを約10 kPaから100 kPaの範囲で制御できることが示された。 このチタン接着材の接着メカニズムは骨形成過程における無機アパタイトと基質有機質との接着に相関性があることから、無機アパタイトと生体組織との接着時における機械的特性の変化ならびに水分含有量、水和相割合の変化などを検討した。その結果、水分含有量に基づく、生体軟組織の機械的特性変化が明確になった。これらの結果は、これまでにない無機/有機複合体の提案につながるものと期待できる。 これら研究に関して、本年度はこれまでのところ2件の原著論文発表、1件の総説論文発表、2件の招待講演を行った。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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