研究領域 | 地下から解き明かす宇宙の歴史と物質の進化 |
研究課題/領域番号 |
20H05239
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
馬渡 健太郎 岩手大学, 教育学部, 准教授 (90814096)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 暗黒物質 / 拡張ヒッグス模型 / ILC / 新物理 / 暗黒物質残存量 / 暗黒物質直接探索実験 / 暗黒物質間接探索実験 / 暗黒物質生成 |
研究開始時の研究の概要 |
これまでの様々な天体観測から、我々が知る通常の物質ではありえない暗黒物質が宇宙に広く存在し、宇宙組成の約27%を占めることが確かなものとなっているが、その正体は全くの謎に包まれている。本研究では、各種暗黒物質探索実験データと素粒子模型を系統的に照合し、暗黒物質の正体に迫る研究の枠組みの構築を行う。
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研究実績の概要 |
本研究は当初2020年4月から2022年3月の2年計画であったが、ちょうどコロナ禍の時期と重なり、当初の計画通りは進まず2023年度に予算を繰り越す形となった。特に、本研究は海外の研究者との連携が重要であったため、海外渡航を計画していたが全てオンラインでの共同研究となり、なかなか計画通りに研究が進まないことがあった。改めて対面での議論の重要性を実感した。
本研究は各種暗黒物質探索実験データ、すなわち直接探索実験、加速器実験、そして間接探索実験と暗黒物質を含む素粒子標準理論を超える模型を系統的、包括的に照合することを目的としたものである。 今年度は、お茶の水女子大学のグループとのある特定の暗黒物質模型に対する理論・実験の制限、将来実験に対する発見感度を包括的に調べた論文 [Phys. Rev. D 104 (2021) 035023] をもとに、研究会やスクールで講演、講義を行うことができ、本研究課題の総括ができた。具体的には、コロナ禍の中久々に対面で行われた神戸での暗黒物質の研究会 (DM3, 2022.9.15-17)で招待講演を行い、またベトナムで行われた国際スクール(VSOP)で講師を務めた。また大学の教養の講義、高校や市民講座での出前講義等でも積極的に暗黒物質に関する話題を取り上げアウトリーチ活動にも力を入れた。 最後に、間接探索実験に関しては期間内にシミュレーションプログラムの検証まで行えず、今後の課題として引き続き取り組んでいきたい。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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