研究領域 | 地下から解き明かす宇宙の歴史と物質の進化 |
研究課題/領域番号 |
20H05242
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
日野原 伸生 筑波大学, 計算科学研究センター, 助教 (80511435)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 二重ベータ崩壊 / 原子核密度汎関数法 / 原子核構造 / 理論核物理 |
研究開始時の研究の概要 |
ニュートリノレス二重ベータ崩壊が実験的に測定されるとニュートリノの質量がわかるが、そのためには原子核行列要素の理論値が必要となる。原子核行列要素を精度良く計算するためには原子核の中性子-陽子対相関に関する不定性を減らす必要がある。ニュートリノを2つ放出する二重ベータ崩壊の原子核行列要素を有限振幅法によって計算し、実験データを用いて中性子-陽子対相関の結合定数を決定し、ニュートリノレス二重ベータ崩壊の原子核行列要素の精度を向上させる。
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研究実績の概要 |
半減期が実験で測定されている2つのニュートリノを放出する二重ベータ崩壊過程における、原子核の遷移のしやすさを示す原子核行列要素を原子核密度汎関数理論に基づいて計算することで、原子核内の有効相互作用の一つであるアイソスカラー型中性子-陽子対相関の結合定数の不定性を減らし、ニュートリノレス二重ベータ崩壊の原子核行列要素の値の精度を高めることが本研究課題の目的である。 2020年度から引き続き米国ノースカロライナ大学で開発された中性子-陽子チャネルの有限振幅法を用い、2つのニュートリノを放出する二重ベータ崩壊の原子核行列要素計算を二重複素積分によって行った。先行研究で行列対角化の手法によって計算された4つの核の原子核行列要素のアイソスカラー型対相関結合定数依存性を有限振幅法によって計算し、先行研究と比較した。続いて、ベータ崩壊やガモフ・テラー巨大共鳴、スピン双極子巨大共鳴の実験データを大域的に再現するように最適化された原子核密度汎関数を用いて、原子核行列要素の実験値が既知の11の同位体の原子核行列要素計算を行い、実験値とのよい一致を得た。この計算で用いた原子核密度汎関数は二重ベータ崩壊の半減期の情報を用いずに決定されているため、崩壊が未測定の原子核の行列要素計算が可能である。二重ベータ崩壊が可能であるが、まだ半減期が測定されていない27の同位体についても計算を行い、原子核行列要素値の予言を行った。 今回用いた手法は二重電子捕獲の原子核行列要素計算にも応用可能であるほか、ニュートリノレス二重ベータ崩壊の原子核行列要素計算にも応用が期待できる。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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