研究領域 | マルチモードオートファジー:多彩な経路と選択性が織り成す自己分解系の理解 |
研究課題/領域番号 |
20H05315
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
藤田 尚信 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 准教授 (00506496)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
2021年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | リソソーム / 膜タンパク質 / ショウジョウバエ / 分解 / 脂肪体 / ユビキチン化 / 膜タンパク / ESCRT |
研究開始時の研究の概要 |
分解の場であるリソソームの活性調節には、酸性加水分解酵素のみでなくリソソームに局在するトランスポーターなどの膜タンパク質の品質管理も重要である。しかしながら、リソソーム膜タンパク質がどのように分解・代謝されているのか、その実体は驚くほど明らかにされていない。本研究では、ショウジョウバエ個体を用いた独自の解析系を利用し、リソソーム膜タンパク質がリソソーム内腔に取り込まれ分解されるメカニズムの全容を明らかにする。リソソーム膜タンパク質の品質管理は、マクロオートファジーのみならず、全てのマルチモードオートファジーに関わる本質的な課題であり、当該領域の推進に貢献できると考えられる。
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研究実績の概要 |
分解の場であるリソソームの活性調節には、酸性加水分解酵素のみでなくリソソームに局在する膜タンパク質の品質管理も重要である。しかしながら、リソソーム膜タンパク質がどのように分解・代謝されているのか、その実体は驚くほど明らかにされていない。本研究では、ショウジョウバエ個体を用いた独自の解析系を利用し、リソソーム膜タンパク質がリソソーム内腔に取り込まれ分解される実体の解明を目指した。 RFPが酸性条件下でも消光しないという特性を利用することにより、ヒトの肝臓と脂肪の機能を併せ持つショウジョウバエ幼虫の脂肪体において、リソソーム膜タンパク質であるLampがリソソーム内で分解されていることを見出した。また、その分解は幼虫最後期の脂肪体ではほとんど見られないことが判明した。そのメカニズムの解析から、幼虫最後期に体内濃度が上昇する変態ホルモンであるエクダイソンにより、リソソーム活性およびリソソーム膜タンパク質の内腔への取り込みが抑えられていることが明らかになった。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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