研究領域 | マルチモードオートファジー:多彩な経路と選択性が織り成す自己分解系の理解 |
研究課題/領域番号 |
20H05353
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
津久井 久美子 国立感染症研究所, 寄生動物部, 主任研究官 (00420092)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 赤痢アメーバ / Atg8 / Atg5-12/16複合体 / トロゴサイトーシス / ファゴサイトーシス / ホスファチジルイノシトール3リン酸 / オートファジー |
研究開始時の研究の概要 |
オートファジーは広く真核生物に保存した分子過程である。しかし自食作用以外の多様な機能も見いだされている。本研究では初期に分化した原生生物である腸管寄生性原虫赤痢アメーバをモデルとし、特に貪食と転写調節におけるユニークなオートファジー分子の機能を明らかにする。 本研究からモデル生物では見いだせないユニークなオートファジーの機能が明らかになり、さらに赤痢アメーバ独特な生物過程は新たな創薬標的を提供することが期待される。
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研究実績の概要 |
1)ユニークな貪食受容体候補分子制御機構の解明 赤痢アメーバのユニークな貪食過程に関与する受容体候補分子の解析を行うに当たり、受容体候補分子のモニター方法を確立を目指した。コントロールと候補分子それぞれについて6種類のタグ融合タンパク質発現ベクターを作成し、高発現株の作成と局在の評価を行った。しかし細胞表面への局在が観察されなかった。さらなるタグの変更、タグ融合位置の検討が必要である。 2)Atg8 の多様な貪食胞成熟過程への関与の解明 死細胞と生細胞に対する貪食過程において、貪食初期(10分後)における死細胞貪食胞へのAtg8の動員効率が有意に低いことを見出した。また、赤痢アメーバに特異的に観察されたAtg8化されたAtg5(Atg5-8)量が増大するGFP-Atg5高発現株では、生細胞貪食時のAtg8動員効率が有意に低下した。Atg5-8はAtg8と脂質とのconjugationを促進する活性を持たないと考えられる。よってAtg8は貪食胞局所で脂質化され、その効率がAtg5-8形成により低下することが考えられた。Atg5-8形成によりAtg8の脂質化効率、すなわち膜上での機能制御が行われる可能性が示唆された。 3)Atg5-12/16 複合体の同定と解析 赤痢アメーバユニークなAtg5-12/16 複合体構成分子EHI_049580の結合分子と考えられた転写因子(CaBP19)の解析を進めた。HA-CaBP19発現株を作成し局在を検討した。先行研究では核、細胞質、細胞膜への局在が示されていたが、細胞質に拡散するドット状の局在が観察された。先行研究を実施したグループから抗CaBP19抗体の供与を受けることができたので、内因性タンパク質を用いた検討を行う。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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