研究領域 | 全能性プログラム:デコーディングからデザインへ |
研究課題/領域番号 |
20H05360
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
本多 新 自治医科大学, 医学部, 教授 (10373367)
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研究期間 (年度) |
2020-10-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | ラット / 体外受精 / 不妊症 / 加齢 / 未受精卵子 / 受精 / 発生 |
研究開始時の研究の概要 |
未受精卵子は分厚い卵丘細胞層と透明帯、豊富な細胞質と強固なヘテロクロマチン状態によって厳重に保護され受精後の発生に備えている。私は未受精卵子が体内で容易にかつ瞬時に受精後の発生能を失い、ほとんどの胚が流産する未知の現象を発見した。未受精卵子に内在する全能性保証機構の脆さに焦点を当て、それを守る方法の開発に繋げる。
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研究実績の概要 |
出生率の低下は女性の社会進出が進む先進諸国において大きな社会問題となっている。特に出産年齢の高齢化が深刻な要因の一つであり、体外受精などの不妊治療が盛んに実施されている。しかしながら、高齢化が出生率の低下に寄与している確固たる事実がありながら、その原因解明や出生率の改善には至っていない。代表者は正常なラット未受精卵子が母体内環境の変化によってわずか2分以内に受精後の発生能を消失する未知の現象を発見しHDV(Hidden Degradation of Viable oocyte)と命名した。二酸化炭素に暴露された母体から採卵した卵子は自発的活性化を介して雌性前核の分散に至る。前核が分散した卵子は微小染色体の分離と二細胞期胚の不等分裂に至る。今年度はこの現象を試薬で回復することができるようになった。現在知財の申請と論文かを進めている。この現象は加齢ラットの卵子でも発生しており、加齢卵子に高頻度で発生する染色体の異数性と、加齢個体における低出生率の原因となっていることを突き止めた。さらに、そのような加齢卵子を若齢ラットと同様の出生率に改善することにも成功した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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