研究領域 | 細胞システムの自律周期とその変調が駆動する植物の発生 |
研究課題/領域番号 |
20H05410
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 福井県立大学 |
研究代表者 |
篠原 秀文 福井県立大学, 生物資源学部, 准教授 (40547022)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 植物 / ペプチドホルモン / 受容体 / リガンド-受容体ペア / ゼニゴケ / 受容体キナーゼ |
研究開始時の研究の概要 |
ゼニゴケ周期的な平面成長や,栄養成長から生殖成長への変調を制御するペプチドホルモンの同定と機能解析を行う.ホルモン候補であるペプチドAは平面成長の維持と生殖成長への変調を抑制するシグナルとして機能する可能性が示唆され,ゼニゴケ頂端部の周期的成長を司るペプチドホルモンである可能性が考えられた.そこでペプチドホルモンを介したゼニゴケの新たな細胞間情報伝達機構を明らかにすることを本研究の目的とする.
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研究実績の概要 |
ゼニゴケは環境を感知して平面的な栄養成長から生殖成長へと相転換するが、栄養成長から生殖成長へ変調する際の頂端部の制御機構は明らかになっていない。高等植物同様に、ゼニゴケ頂端メリステムの制御にペプチドホルモンと受容体のペアが関わる可能性を考え、ゼニゴケのペプチドホルモンの同定に着手した。ゼニゴケ無性芽培養液のペプチドミクスを行い、ペプチドホルモン候補としてペプチドAを同定している。ペプチドA過剰発現株は分岐が亢進すること、生殖器形成が抑制されることを見出し、ペプチドAがゼニゴケの成長を変調させる可能性が示された。またペプチドAを直接結合する受容体を同定し、ゼニゴケ頂端部の周期的成長を司る新規なペプチドホルモン-受容体ペアを明らかにした。本年度は、同定したペプチドA-受容体ペアの機能解析を進め、ゼニゴケの成長を変調させる新たな情報伝達機構を明らかにすることを目的とする。 当該年度は、ペプチドAー受容体ペアが担うゼニゴケ葉状体形態形成の機能解析を進め、ゼニゴケ頂端部で特異的に発現するペプチドホルモンであるペプチドAとその受容体が、リガンド-受容体ペアを形成することで、葉状体の分岐を正に制御することを明らかにした。加えてゼニゴケ無性芽培養液のペプチドミクスで同様に同定した、ペプチドBおよびペプチドCについて機能解析を進め、それぞれゼニゴケの仮根の成長、およびゼニゴケ杯状体形成を制御するシグナル分子であることを明らかにした。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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