研究領域 | 身体-脳の機能不全を克服する潜在的適応力のシステム論的理解 |
研究課題/領域番号 |
20H05480
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
近藤 崇弘 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (70759886)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2021年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | マーモセット / 歩行解析 / 神経可塑性 / カルシウムイメージング / DREADD / 抑制性ニューロン / GABA / Caイメージング |
研究開始時の研究の概要 |
マーモセット脊髄損傷モデルを用いて、カルシウムイメージングにより運動野のGABA作動性ニューロンの活動を観察することで、運動機能回復過程においてこれらのニューロンがどのような活動パターンの変化を示すか追跡する。さらに、皮質脊髄路投射ニューロンを選択的にイメージングし、GABAイメージングで検証されたphaseごとにCSTニューロンの活動がどう変化するか観察することで、抑制系とCSTニューロンの関係性を推測する。最後に、GABA作動性ニューロンをDREADDで抑制したときに、CSTニューロンの可塑性が促進するかどうか検証することで、脊髄損傷における抑制系とCSTニューロンの因果関係を検証する。
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研究実績の概要 |
新しい運動技能の獲得,または脳や脊髄損傷(SCI: Spinal Cord Injury)後の回復期において,脳は機能再編成を生じる.この可塑性の調節には抑制性の神経伝達物質であるGABAが重要な役割を担うと考えられている.ヒト運動学習中では学習初期のGABA濃度の低下がその後の学習の大きさと強く相関することが報告されている.また,脳卒中やSCIなどの中枢神経障害後において運動野では機能性編成がおこることが知られているが,これらの変化と抑制性制御との関連性についてはほとんどわかっていない.本年度の具体的成果は,マウスおよびマーモセット脊髄損傷モデルにおける解析方法の確立である。脊髄損傷後の運動障害と再建過程を理解するために、中枢神経系により制御される関節運動協調パターンを分析した。その結果、関節運動における協調性の障害度は、脊髄の組織学的損傷度と相関することを明らかにした.
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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