研究領域 | 人間機械共生社会を目指した対話知能システム学 |
研究課題/領域番号 |
20H05553
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
田中 文英 筑波大学, システム情報系, 准教授 (50512787)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2021年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2020年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | 知能ロボティクス |
研究開始時の研究の概要 |
人間とロボットの対話は、現在の技術では長続きさせることは難しい。こうしたいわゆるロボット対話を継続させる一つの手法として、本研究では、ロボットの発話に同期して人間側に触覚刺激を付与する手法を検討する。2年間の研究計画において、1年目は同技術に求められる要求調査から始めてプロトタイプ開発を進める。続く2年目には、技術の応用場面として高齢者の自己開示促進を想定した実証実験を行い、開発した手法の検証を行う。
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研究実績の概要 |
昨年度から今年度初頭までにロボットOMOYの試作機を開発し,N=18のelicitation study(ユーザ聞き取り調査)の結果に基づき具体的な重り軌道の設計指針(感情や意図を表す単語との対応など)を得た.続いて今年度は,この原理がユーザにもたらし得る効果を明らかにするべく,N=94のユーザ実験を行った.ここでは,対話のシナリオとしてイライラするメッセージを伝える状況下で,受信者の怒りや許しに対する仲介役ロボットの発話・動作が与える影響を調査し,重り移動提示によって,果たして受信者の怒りや怒りは変化するのかといった問いに答えることを目指した. その結果,メッセージ自体に対して比較的怒りを強く感じていた参加者群では,仲介役ロボットから体重移動が提示された場合に有意に怒りが小さくなる可能性が示された.また,参加者の報復的動機づけ(加害者が相応の報いを受ければよいと考えること)においては,重心移動と発話タイプの間に有意な交互作用があった.例えば,メッセージ自体に比較的怒っていた参加者は,ロボットからの共感的な発話+体重移動の組合せを体感した時に,こうした動機づけが有意に減少していた.報復的動機づけの減少は,加害者に対する許しの感情を高める上で重要な概念の一つであり,ロボットの重り移動提示は,人―ロボット間のみならず,人―人間の対話継続にも有効な手段となりうる可能性があることが示唆された. これらの研究成果をFrontiers in Robotics and AI誌に投稿し論文採択・出版に到った.広くインパクトのある重要な成果と考えて筑波大学からプレスリリースを出した.
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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