研究領域 | 超地球生命体を解き明かすポストコッホ機能生態学 |
研究課題/領域番号 |
20H05590
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
研究代表者 |
岡本 章玄 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点, グループリーダー (70710325)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 電気培養 / フローサイトメトリー / 細胞外電子移動 / ハイスループット電気化学 / 磁性ナノ粒子 / シングルセルソーター / 電極培養 / ハイスループット |
研究開始時の研究の概要 |
最近の研究で、電気細菌や発電細菌と呼ばれる細胞外固体と直接電子のやり取り「Extracellular Electron Transport, EET」を行う細菌が特に熱水噴出孔などの深海生態系において豊富に存在する証拠が得られている。本研究では、深海生態系においてEET を行う細菌がどのくらいいるのか、と言った基本的な問いに答えるため、深海の海水から1細胞ずつ細菌を分けた後に電極上で培養・単離する実験をハイスループットに行う。
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研究実績の概要 |
電気細菌や発電細菌と呼ばれる細胞外固体と直接電子のやり取り「細胞外電子移動(Extracellular Electron Transport, EET)」を行い代謝する細菌が特に熱水噴出孔などの深海生態系において注目されており、電気培養によって未分離の細菌を集積・単離する試みが盛んに行われている。しかし、電気化学測定系の制約 から単離効率が極めて低いという長年の課題があった。本研究では、フローサイトメトリーによって1細菌に分離してから電極培養するハイスループット電気微生物培養法の開発を行なった。これまでに、環境サンプルから電極培養で環境中から電気細菌を単離することに成功したが、96ウェルプレート上で電流生成が観測されるウェル数が少ないという問題点があった。各ウェルの中央に配置されている電極上に細菌が到達しない場合に電気培養が進まないことが考えられたため、電気細菌表面に選択的に吸着する磁性ナノ粒子を開発した(特許出願済み)。ナノ粒子を用いることで、環境中の電気細菌が濃縮され高い電流生成が示されることを確認した。さらに、ナノ粒子が吸着した後にも細菌が電流生成を行うことが確認できたため、電極培養へ直接アプライできることが示された。今後は、磁性ナノ粒子を用いて電気細菌を濃縮した後に、電極上に磁力で誘導、電気培養を行うことで1細胞電極培養の成功率を高める予定である。加えて、単離した細菌株の新種提唱の論文と電気化学解析を行なった論文の2報を準備中である。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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