研究領域 | 情報爆発時代に向けた新しいIT基盤技術の研究 |
研究課題/領域番号 |
21013014
|
研究種目 |
特定領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
須田 礼仁 東京大学, 大学院・情報工学系研究科, 教授 (40251392)
|
研究期間 (年度) |
2009 – 2010
|
研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
|
配分額 *注記 |
6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
2010年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2009年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
|
キーワード | 自動チューニング / ハイパフォーマンスコンピューティング / 数理工学 / ベイズ統計 / 実験計画 / 並列処理 / ランダマイズドアルゴリズム / 逐次統計 / 逐次実験計画 / Bayes統計 / 確率的最適化 / 情報爆発 |
研究概要 |
情報爆発時代のソフトウェアは、質・量とも爆発的に大きくなる情報を有効に活用するため、それとおなじくらい爆発的に拡大する計算・通信・記憶資源の多様性に、柔軟かつロバストに適応する能力を備えなければならない。このような適応能力(以下総じて「自動チューニング機能」と呼ぶ)は、一般に情報収集→推定→最適化→実行制御という流れで実現される。本研究では自動チューニングの数理の普遍的構造を明らかにし、ロバストな自動チューニング機構の数理的基盤を構築することを目的とする。連携研究者として、東京大学大学院情報理工学系研究科教授竹村彰通、同室田一雄、神戸大学大学院システム情報学研究科教授山本有作、株式会社日立製作所中央研究所主任研究員直野健、電気通信大学情報理工学部准教授今村俊幸、東京大学情報基盤センター特任准教授片桐孝洋を迎えて研究を推進した。 平成22年度では、オフライン自動チューニング、並列自動チューニングの数理手法を開発するとともに、これまでの知見を総合し、自動チューニング数理モデル化とソフトウェア構築の方法論を4DACとしてまとめ、ATMathCoreLibとして公開した。本科研費主催の国際ワークショップiWAPTは5回目を迎え、米国バークレーで開かれた。これまでの研究成果、国際研究協力の成果をまとめて英文書籍Software Automatic Tuning : From Concepts to the State-of-the-Art Resultsとし、Springerから出版した。日本応用数理学会の会誌である「応用数理」の2010年9月号と12月号が「自動チューニング」の特集となり、代表者、連携研究者も多く執筆した。これらにより、自動チューニング技術を国内外に発信し、理解を広めた。
|