研究領域 | タンパク質分解による細胞・個体機能の制御 |
研究課題/領域番号 |
21025030
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
小池 正人 順天堂大学, 医学部, 准教授 (80347210)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
2010年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2009年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | リソソーム / カテプシンD / オートファジー / リソソーム蓄積症 / セロイドリポフスチン蓄積症 / 二次元電気泳動 / グリオーシス |
研究概要 |
昨年度、神経性セロイドリポフスチン蓄積症のモデルマウスであるカテプシンD欠損マウスとその対照群のマウスとの間でその量が変化するタンパク質として二次元電気泳動法により同定された26S proteasome, non-ATPase subunit 14、apolipoprotein E、peroxiredoxin 6について、それらの特異的抗体を用いてカテプシンD欠損マウスと対照群の脳組織における局在の検討を行った。その結果、apolipoprotein Eは検出することができなかったが、26S proteasome, non-ATPase subunit 14、peroxiredoxin 6については終末期(生後23日齢)のカテプシンD欠損マウス脳における免疫染色性が増大していることが確認された。しかし、これらは神経細胞では検出されず、前者はミクログリア、後者はアストロサイトに強い免疫陽性反応が認められた。カテプシンD欠損マウスは生後25日を過ぎると死に至るが、その時期にはミクログリアとアストロサイトの著明な活性化が認められることが知られている。そのため、今回同定された分子は、カテプシンDの基質というよりもむしろ、カテプシンD欠損マウスにおける神経変性に伴って起こるグリオーシスに伴い、二次的に増加したものであると考えられる。実際、カテプシンBとLのダブルノックアウトマウスの脳組織を用いて同様に免疫組織化学を行った結果、ミクログリアとアストロサイトにおいて、これら分子の強い免疫陽性反応が認められた。そのため、今回同定された分子は、神経性セロイドリポフスチン蓄積症のマーカーとなると考えられる。
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