研究領域 | 生殖系列の世代サイクルとエピゲノムネットワーク |
研究課題/領域番号 |
21028018
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
田久保 圭誉 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (50502788)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
2010年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2009年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 精子幹細胞 / 幹細胞ニッチ / 幹細胞純化 / 未分化型精原細胞 |
研究概要 |
これまで確立してきたMACSとFACSを組み合わせる表面抗原に基づいた未分化型および分化型精原細胞純化法をもとにして、これら各分画のトランスクリプトーム解析を行った。得られた結果を基に未分化型精原細胞由来遺伝子サブセットの発現遺伝子のプロモーター解析を行った。この際、単なる発現変動解析やGO解析、Pathway解析だけでなく、上流解析とモデリングを施行し、プロモーター内に濃縮されている転写応答配列のカタログ化を進めた。また、マイクロアレイのデータについては定量的PCR法および免疫組織化学的解析、さらに膜表面抗原についてはFACS解析を行って得られたデータの妥当性を検討した。既に既存の未分化型精原細胞特異的抗原だけでなく、機能未知のマーカーの発現を見出している。この際、興味深いことに表面マーカー上、未分化型精原細胞と同一の分画にごく少量ながらセルトリ細胞が混入することを見いだした。混入によりトランスクリプトームに及ぼす影響の防止のために。これまでの3色から表面抗原数を増やし、さらなるマルチカラー解析法の検討を行った。一方、セルトリ細胞をこの方法論で予期的に単離できる可能性を見出しており、成体精巣のニッチ解析の有用なツールとなると考えられる。また、未分化型精原細胞純化法をより向上させ、ニッチ細胞単離法を確立するために、セルトリ細胞特異的にEGFPを発現するトランスジェニックマウスを既に作出し、ニッチ細胞の混入を防ぐ方法となるかの妥当性の検討を施行した。
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