研究領域 | ソフトインターフェースの分子科学 |
研究課題/領域番号 |
21106512
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
陣内 浩司 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 准教授 (20303935)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2010年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2009年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | ブロック共重合体 / らせんシリンダー構造 / 垂直配向 / 電子線トモグラフィー法 |
研究概要 |
本研究は、3成分ABC型直鎖状トリブロック共重合体の自己秩序化において申請者らが発見した「2重らせんシリンダー構造」をベースとして、薄膜中での2重らせんシリンダー構造の基板に対する完全垂直配向を目指すものである。予備検討として行った実験では、Poly(styrene-block-butadiene-block-methylmethacrylate)(SBM)トリブロック共重合体の厚さ約11μmの膜において、2重らせんシリンダー構造は、基板表面では水平に配向していたものの、膜中央部では垂直配向していた。本研究では、溶媒蒸発速度を精密に制御できる装置を作製し、膜厚全体に渡って2重らせん構造が垂直に配向するような構造制御法を開発することを目的とする。平成21年度は、(i)溶媒蒸発速度制御用装置を完成させ、(ii)SBM薄膜中での溶媒蒸発速度制御による2重らせん構造の基板に対する垂直配向の基礎的な知見を得ることに成功した。 平成22年度は、上記(ii)においてさらに精密な配向制御を行い、基板の種類を変えることで基板表面の化学的性質のらせん構造の配向に対する影響を調べた。その結果、らせんシリンダー構造の垂直配向においては、溶媒蒸発速度が支配的であり、基板の化学的性質には(配向が)あまり左右されないことが分かった。
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