研究領域 | 高次π空間の創発と機能開発 |
研究課題/領域番号 |
21108523
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
柳 和宏 首都大学東京, 理工学研究科, 准教授 (30415757)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2010年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2009年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 単層カーボンナノチューブ / 金属型・半導体型分離 / 電気化学ドーピング / エレクトロクロミック / カーボンナノチューブ / 分子内包 / 光物性 |
研究概要 |
単層カーボンナノチューブ(SWCNT)は直径1nm程の円筒状ナノ炭素材料である。その中空ナノ空間には、様々な分子を内包可能であり、光エネルギー移動等の光機能を示すSWCNT-色素複合体を創製することは可能である。新奇な機能を有するナノ複合体を構築する為に、内包された色素分子の詳細な物性解明を目的に研究を行った。その為には、内包色素を効率よく光励起することが必須の課題であった。同課題を解決する為には、色素を取り囲むSWCNTの光吸収を極力取り除く必要があった。当該年度においては、金属型・半導体型分離を行ったSWCNTに対し、電気化学ドーピング法を用いることで、それらの光吸光係数を制御することが可能であることを明らかにした。繰り返し安定して制御可能であり、効率の良いエレクトロクロミック材料であることも明らかにした。SWCNTだけで構成された素子を作製した。ドーピングによって光吸収を取り除いた状態で、内包分子の光物性を調べた。
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