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新生ペプチドによる翻訳アレストと連携したRNA制御機構

公募研究

研究領域多様性と非対称性を獲得するRNAプログラム
研究課題/領域番号 21112501
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関北海道大学

研究代表者

尾之内 均  北海道大学, 大学院・農学研究院, 准教授 (50322839)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2010年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2009年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
キーワードuORF / 翻訳アレスト / 新生ペプチド / リボソーム / シロイヌナズナ / 選択的スプライシング
研究概要

前年度にバイオインフォマティクス解析によって同定した植物間で保存されたアミノ酸配列を持つ14個のuORFの中から、uORFにコードされるペプチドが実際に翻訳制御に関与するものを同定する目的で、フレームシフト変異やアミノ酸置換によってアミノ酸配列を変化させ場合の下流のレポーター遺伝子の発現への影響を検討した。シロイヌナズナ培養細胞MM2dから調製したプロトプラストを用いた一過的発現解析の結果、アミノ酸配列依存的に下流ORFの発現に影響を与えるuORFを新たに5つ同定した。
新たに同定したuORFについて、発現制御に重要な領域を同定するために、アミノ酸置換解析を行った。制御に重要な領域のアミノ酸配列に特に共通性はみられなかったが、C末端の15-20残基が発現制御に重要であるという傾向がみられた。
昨年度の解析により、LONESOME HIGHWAY(LHW)遺伝子のuORFペプチドによる発現制御にはuORFの終止コドンが必要であるのに対し、ANAC082遺伝子のuORFペプチドによる発現制御は終止コドンに依存しないことが示された。今年度、新たに同定したuORFについても発現制御の終止コドン依存性を検討したところ、そのうちの一つのuORFでは発現制御が部分的に終止コドンに依存することが示された。これらの結果から、遺伝子によってuORFペプチドによる発現制御のメカニズムに違いがあることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて 2011 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (8件)

  • [雑誌論文] S-adenosyl-L-methionine induces compaction of nascent peptide chain inside the ribosomal exit tunnel upon translation arrest in Arabidopsis CGS12011

    • 著者名/発表者名
      Noriyuki Onoue
    • 雑誌名

      The Journal of Biological Chemistry

      巻: (印刷中)

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] uORFがコードするペプチドにより制御されるシロイヌナズナ遺伝子の探索2011

    • 著者名/発表者名
      尾之内均
    • 学会等名
      第52回日本植物生理学会年会
    • 発表場所
      年会(仙台,東北大学)は地震により中止となったが,要旨集の公開をもって成立(学会HP http://www.jspp.org/参照)
    • 年月日
      2011-03-11
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 植物のuORFにコードされる新生ペプチドによる翻訳制御機構の探索と解析2011

    • 著者名/発表者名
      小山博彰
    • 学会等名
      第52回日本植物生理学会年会
    • 発表場所
      年会(仙台,東北大学)は地震により中止となったが,要旨集の公開をもって成立(学会HP http://www.jspp.org/参照)
    • 年月日
      2011-03-11
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] uORFがコードするペプチドにより翻訳が制御されるシロイヌナズナ遺伝子の探索と解析2010

    • 著者名/発表者名
      尾之内均
    • 学会等名
      日本植物学会第74回大会シンポジウム
    • 発表場所
      中部大学(春日井市)(招待講演)
    • 年月日
      2010-09-10
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] シロイヌナズナにおけるペプチド配列依存的に制御を行う新規uORFのゲノムワイドな探索2010

    • 著者名/発表者名
      渡部峻
    • 学会等名
      第12回日本RNA学会年会
    • 発表場所
      学術総合センター 一ツ橋記念講堂(東京)
    • 年月日
      2010-07-28
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] シロイヌナズナのuORFにコードされるペプチドが関与する転写後制御機構の解析2010

    • 著者名/発表者名
      竹本まり子
    • 学会等名
      第12回日本RNA学会年会
    • 発表場所
      学術総合センター 一ツ橋記念講堂(東京)
    • 年月日
      2010-07-28
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] シロイヌナズナにおけるペプチド依存的なuORF制御機構の解析2010

    • 著者名/発表者名
      渡部峻
    • 学会等名
      第51回日本植物生理学会年会
    • 発表場所
      熊本市、熊本大学
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] シロイヌナズナにおけるuORFにコードされるペプチドによる翻訳制御の探索2009

    • 著者名/発表者名
      蝦名績
    • 学会等名
      第32回日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      横浜市、パシフィコ横浜
    • 年月日
      2009-12-11
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] 植物の翻訳アレストにおけるリボソーム exit トンネルの役割2009

    • 著者名/発表者名
      西口達也
    • 学会等名
      第11回日本RNA学会年会
    • 発表場所
      新潟市、朱鷺メッセ
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2018-03-28  

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