研究領域 | 新しい星形成論によるパラダイムシフト:銀河系におけるハビタブル惑星系の開拓史解明 |
研究課題/領域番号 |
21H00043
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
大槻 圭史 神戸大学, 理学研究科, 教授 (00250910)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 巨大惑星 / 衛星形成 / 巨大惑星形成 / 系外惑星 / 惑星形成 |
研究開始時の研究の概要 |
原始惑星系円盤のガスを集積して巨大ガス惑星が形成される際に、惑星の重力は周囲のガスの流れ及び固体粒子の運動に影響を及ぼす。巨大惑星への固体粒子の集積は、巨大ガス惑星の重元素の捕獲あるいは惑星周囲での衛星形成との関連で重要である。本研究では、流体シミュレーションを用いて得られた巨大ガス惑星周囲のガス流から受ける影響を考慮して、惑星周囲の固体粒子の運動を調べる。それにより、形成しつつある惑星への固体粒子の供給ならびに惑星の周囲で形成されると考えられる衛星の形成過程への影響を明らかにする。
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研究実績の概要 |
巨大ガス惑星近傍のガス流と衛星材料物質供給について、我々の最近の研究(Homma, Ohtsuki 他 2020)では木星質量の0.4倍の惑星の場合を調べたが、惑星質量依存性は不明であった。本研究では惑星質量に対する依存性を明らかにするため、まず流体シミュレーションにより、様々な質量の惑星の周りでのガスの流れを調べた。その結果、周惑星円盤に降着するガスの降着帯幅は低質量の時は惑星質量の1/6乗に比例するが、木星質量の0.2倍以上という大質量の場合には惑星質量に比例することが明らかになった。また得られた数値計算結果と、解析的に得られている惑星周囲の原始惑星系円盤ガスギャップの構造モデルを組み合わせることにより、周惑星円盤へのガス降着率の半解析表式を得た。それより、惑星質量依存性は従来二次元のシミュレーションをもとに得られていた結果と質量依存性はほぼ同じだが、絶対値が60%程度となることを明らかにした。以上の結果は査読付き欧文誌に論文として発表した(Maeda, Ohtsuki他2022)。次に、得られた流れ場を考慮して粒子の軌道進化を数値計算し、原始惑星系円盤から周惑星円盤への降着率を求めた。軌道計算コードは我々の最近の研究(Homma 他 2020)でも使用したものを用いている。固体粒子の周惑星円盤への降着率の惑星質量依存性を明らかにしたほか、周惑星円盤でのダスト・ガス比を求め、それが乱流の強さや粒子サイズに敏感に依存することを明らかにした。この結果は論文執筆中であり、まもなく投稿予定である。
このほか、木星の形成過程及び軌道進化と関連する木星トロヤ群小惑星について、すばる望遠鏡による観測データ解析からサイズ分布を求め、それらの起源について考察した。この結果は査読付き欧文雑誌に論文として掲載された(Uehata, Terai, Ohtsuki 2022)。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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