研究領域 | マルチスケール精神病態の構成的理解 |
研究課題/領域番号 |
21H00200
|
研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
笠井 淳司 大阪大学, 薬学研究科, 准教授 (40454649)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2022年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
|
キーワード | マルチスケール / ストレス / うつ / カルシウムイメージング / 前障 |
研究開始時の研究の概要 |
分子、個々の神経活動、領野レベルの神経活動、行動レベルの多階層の統合的な解析を通じて、脳内のストレス応答性神経細胞が、どのようにして不安様行動やうつ様行動の発現制御に関わるのかを詳細に明らかにする。そして、これまで明らかにされていないストレス情報のベクトルの向きや重みなどを解読し、ストレス性精神疾患の病態を創出する最小パーツの理解に貢献する。
|
研究実績の概要 |
本課題では、分子、個々の神経活動、領野レベルの神経活動、行動レベルの多階層の統合的な解析を通じて、脳内のストレス応答性神経細胞が、どのようにして不安様行動やうつ様行動の発現制御に関わるのかを詳細に明らかにすることを目指している。本年度は、シングル細胞RNA-seq解析により、ストレス応答性神経細胞の分子特性を明らかにし、マーカー分子となる遺伝子の脳内局在をin situ hybridization法により確認した。さらに、そのマーカー分子発現細胞特異的にCreリコンビナーゼを発現するマウスの作製に着手した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
Cre発現マウスの作製に加えて、アデノ随伴ウイルスを用いて、細胞種特異的にカルシウムインジケーターを発現させたCaイメージングも開始し、バックアップ用の研究も実施できているため。
|
今後の研究の推進方策 |
反復ストレスを負荷したうつモデルマウスの神経活動を記録するとともに、他の領野の神経活動の変化との関係についても明らかにしていく。
|