研究領域 | 配偶子インテグリティの構築 |
研究課題/領域番号 |
21H00235
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
嶋 雄一 久留米大学, 医学部, 教授 (80425420)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2022年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2021年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | ライディッヒ細胞 / mini puberty / 精子形成 / ゴナドトロピン / 下垂体 / 精巣 / 精子形成幹細胞 / 男性ホルモン |
研究開始時の研究の概要 |
申請者は、これまでの研究により、視床下部-下垂体-生殖腺軸(HPG軸)の形成に必須な転写因子であるAd4BP/SF-1 (NR5A1) の組織特異的発現制御領域を複数同定した。さらに、ゲノム編集によりそれぞれの領域を欠失させることで、胎仔期の男性ホルモン産生を欠くマウスや下垂体ゴナドトロピン産生を欠くマウスを作出した。本研究では、単一細胞解析を中心とした各種解析により、胎仔期の男性ホルモンや新生仔期のHPG軸活性化(mini-puberty)が、どのようなメカニズムで生殖細胞に作用し、将来の精子形成に寄与するかを明らかにする
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研究実績の概要 |
哺乳類のオス個体では、胎児期の精巣から男性ホルモンが分泌され外生殖器や脳のオス化が進行する。その後男性ホルモンの産生量はいったん低下し、思春期に至ると再び大量の男性ホルモンが産生されて全身の組織に作用し、生殖能力が成熟する。最近、胎児期と思春期以降に加えて、新生児期にも一過性の下垂体ゴナドトロピンと男性ホルモンの産生上昇が報告され、思春期(puberty)に対してmini pubertyと呼ばれている。我々は、下垂体ゴナドトロピン産生細胞の分化に必須なNr5a1遺伝子の下垂体特異的制御領域をゲノム編集によって欠損させ、mini pubertyを阻害したマウス(ΔPEマウス)を作出した。このマウスでは、胎児期のオス化は正常であったが、成熟個体では血中ゴナドトロピン濃度が有意に低下し、オスの生殖器官が十分に発達せず不妊であった。ΔPEマウス用いて、mini pubertyが男性の生殖機能の成熟に及ぼす影響を、外生殖器の形態と精子形成の2つの観点から解析した。ΔPEマウスの成熟オス個体では陰茎海綿体の発達が悪く、陰茎が小さかった。陰茎のサイズの差は出生後2週間で認められたことから、mini pubertyが外生殖器の発達に影響を与えていると推測された。一方、mini pubertyが精子形成に及ぼす影響を明らかにするために、出生後10日目の精巣を用いて、SOX9抗体とTRA98抗体による二重免疫染色を行なったが、ΔPEマウスで明らかな異常を認めなかった。今後の課題として、新生仔期における下垂体ホルモンと男性ホルモンの産生量を詳細に解析する必要がある。外生殖器の形成に対する影響は明瞭である一方、精子形成に対する影響は形態学的な差異として検出できなかったため、今後は新生仔精巣の単一細胞解析を行い、遺伝子発現レベルで解析を行う予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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