研究領域 | 遺伝子制御の基盤となるクロマチンポテンシャル |
研究課題/領域番号 |
21H00244
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
加納 純子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (10323809)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | ゲノム進化 / サブテロメア / ストレス / バウンダリー / クロマチン / 染色体 / テロメア |
研究開始時の研究の概要 |
線状染色体の末端ドメインであるテロメアに隣接してサブテロメアと呼ばれるドメインが存在する。これまでに我々は、サブテロメアの全DNA配列を世界に先駆けて明らかにし、ゲノム進化のホットスポットであることを明らかにしてきた。しかし、進化過程におけるサブテロメアのクロマチンや遺伝子発現の変化についてはほとんど明らかにされていない。そこで本研究では、特に生物の進化に着目し、サブテロメアのクロマチンポテンシャルの制御機構を解明することを目的として、進化(変化)の過程でサブテロメアのクロマチン状態や遺伝子発現はどのように変化してきたのか?という疑問を明らかにする。
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研究実績の概要 |
線状染色体の末端に存在するドメインであるテロメアに隣接してサブテロメアと呼ばれるドメインが存在する。サブテロメアは、長大な重複配列が存在する等の実験手法的困難から、その機能がほとんど明らかにされてこなかった“染色体の未開の地”である。これまでに、分裂酵母のサブテロメアではヘテロクロマチンやKnob凝縮構造が形成されることを明らかにしてきた。しかし、サブテロメアとユークロマチンの境界を決定するしくみや進化過程におけるサブテロメアのクロマチンや遺伝子発現の変化についてはほとんど明らかにされていない。そこで本研究では、特に生物の進化に着目し、サブテロメアのクロマチンポテンシャルの制御機構を解明することを目的として、1)分裂酵母のサブテロメアとユークロマチンの境界はどのようにして決定されているのか? 2)分裂酵母の進化(変化)の過程でサブテロメアのクロマチン状態や遺伝子発現はどのように変化してきたのか?を明らかにすることを目的とした。まず1)については、サブテロメア領域を少しずつ欠失させた株を作製し、ヘテロクロマチンの伝播がどこで止まるのかを解析したところ、すべてのサブテロメアでヘテロクロマチンやKnobの伝播を止める機構があることが示唆された。また、その機構に関わる遺伝子のスクリーニングを行い、ヒストンのターンオーバーなどに寄与する遺伝子を同定することに成功した。現在、それらの遺伝子の詳しい機能について解析中である。また、2)については、野生株を様々なマイルドなストレス条件下で継代培養し(30週)、サブテロメアを含むゲノムDNAの変化を解析したところ、特に高温処理やDNA複製阻害剤処理をすると、サブテロメアが変化しやすいことがわかった。また、様々なストレスに対する感受性も変化しており、実験室で分裂酵母を進化させることに成功した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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