研究領域 | 遺伝子制御の基盤となるクロマチンポテンシャル |
研究課題/領域番号 |
21H00256
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
原 裕貴 山口大学, 大学院創成科学研究科, 講師 (80767913)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 核内クロマチン密度 / 核内構造体 / 無細胞再構成系 / アフリカツメガエル / 核サイズ |
研究開始時の研究の概要 |
真核生物の細胞は、細胞周期や発生・分化の過程で、核内クロマチン密度(DNA量と核体積の比)を劇的に変化させる。この核内クロマチン密度の変化は、クロマチン高次構造や様々な核内構造体の形態・動態の変動を誘発することが予想される。しかし、核内クロマチン密度と核内構造体との相互連関の実態は全く理解されていない。そこで、核内クロマチン密度や核内構造体の形態それぞれを実験的に変動可能な無細胞再構成法を開発することで、核内クロマチン密度と核内構造体形成の相互連関の解明とその相互連関がクロマチン機能制御に与える影響を検証する。
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研究実績の概要 |
核内クロマチン密度と核サイズの相関関係の理解、核サイズ制御に関わる新規制御機構の解析、核内構造体の構成に関わる因子が核サイズ制御に与える影響の解析を行った。 核内クロマチンの密度の影響を考察するために、異なる生物材料であるアフリカツメガエルやその他両生類、爬虫類などの赤血球の測定データを収集し、核サイズとクロマチン量の関係について比較解析を行った。その結果、クロマチン密度が核サイズ制御に与える影響には種特異性が存在することを明らかにし、その成果に関して論文発表した。 核内構造体の構成に関わる因子の解析については、アフリカツメガエル卵細胞質抽出液を用いて、その因子の分解を促す実験系を確立した。その因子が核サイズ制御、核内クロマチン構造、ならびに核内クロマチン密度を制御する実験的証拠を得た。さらにその制御機構を検証する実験を行い、成果をまとめた論文を作成中である。 また、上記解析から得られたデータを基に、2つの異なるツメガエル種の卵細胞質抽出液を用いin vitro再構成した核のサイズ制御機構の比較を行った。種間での核サイズ決定に対して、核サイズを制御する2つの機構の貢献度が異なることを発見し、この成果について論文として発表した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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