研究領域 | ケモテクノロジーが拓くユビキチンニューフロンティア |
研究課題/領域番号 |
21H00267
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松尾 芳隆 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (00725252)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2022年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | リボソーム / ユビキチン / 品質管理機構 / ユビキチン化 / 非典型的翻訳 / 品質管理 / 翻訳 |
研究開始時の研究の概要 |
タンパク質の合成を司るリボソームの機能はmRNAに示された遺伝情報をタンパク質へ変換するという機械的なものとして認識されていたが、近年では、リボソーム自身のユビキチン化修飾によって制御される様々な生命現象が明らかになってきている。本研究では、リボソームのユビキチン化における部位特異的、かつユビキチン鎖特異的な作動機構の解明を目指す。さらにケミカルツールを利用し、ユビキチン鎖特異的な認識活性を人為的に制御する技術を確立することで、新たなユビキチン創薬の可能性を探る。
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研究実績の概要 |
タンパク質の合成を司るリボソームの機能はmRNAに示された遺伝情報をタンパク質へ変換するという機械的なものとして認識されていたが、近年では、リボソー ム自身のユビキチン化修飾によって制御される様々な生命現象が明らかになってきている。本研究では、リボソーム上における異なる2つのユビキチン化: (1) 異常な翻訳停滞を解消する品質管理機構(RQC)におけるuS10のユビキチン化、(2) mRNAの安定 性を決定する分子機構におけるeS7のユビキチン化に注目し、リボソームのユビキチン化における部位特異的、かつユビキチン鎖特異的な作動機構の解明を進めた。 その結果、(1) 異常な翻訳停滞を解消する品質管理機構(RQC)におけるuS10のユビキチン化の識別機構を明らかにした。uS10上に形成されたK63型のユビキチン鎖は、RNAヘリカーゼ(Slh1)と2種類のユビキチン結合タンパク質(Cue3とRqt4)からなるRQT複合体によって識別されることを明らかにした。Cue3とRqt4は単独でK63型のユビキチン鎖に結合することが明らかになった。さらに、このユビキチン結合能がRQT複合体のコアタンパク質であるSlh1を衝突リボソームにリクルートするために必須であることを生化学的に証明した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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