研究領域 | 時間生成学―時を生み出すこころの仕組み |
研究課題/領域番号 |
21H00300
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
池上 高志 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (10211715)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 機械学習 / 主観的時間 / 深層学習 / GAN / VR / エピソード記憶 / 身体化された心 / Mind Time / ニューラルネットワーク / 脳のモデル / video feedback / アート |
研究開始時の研究の概要 |
機械の時間と生命の時間の違いを考え、生命システムに生まれるひとつの時間軸が、エピソード記憶の持つ無数の時間軸の集合から生まれてくることを実験・議論し、MTM=Mind Time Machineというシステムに実装する。 MTMの中に生まれる潜在空間は、MTの見る世界の表象である。そこには、意味記憶的なもの=静的な表象ができるのか、それともエピソード記憶な写像ができるのか。そのダイナミクスを解析することで新しい脳のモデルを目指す。
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研究実績の概要 |
機械の時間と生命の時間の違いを考え、生命システムに生まれるひとつの時間軸が、人間のようにエピソード記憶の持つ無数の時間軸の集合から生まれてくることを実験・議論し、MTM=Mind Time Machineというシステムに実装することで実証する。 具体的には、MTMに入力され記憶されたイメージ群と、それに結び付けられたサウンド群をあわせて、VQGANという深層学習をベースに記憶させる。これをVRの風景の中を、実際の回廊を歩きながら体験し、それに合わせてサウンドが生成されるシステムを構築し、個々の人の時間と空間の自己組織化を大変してもらった。これは、エピソード記憶をある無矛盾なロジックで、それらの記憶の断片をつなぎ合わすことで「運動」、つまりは時間が生まれる、というかねてからの仮説を実証しようとしたものである。
本プロジェクトを通じた主要な成果は以下のようになる。1) MTMの制作とその発表した。このシステムを一般に体験してもらうイベントを東京大学の先端研の回廊で行った(2023年2月17,18日) MTMに付随して、主観的な時間の変更とともに見られる身体運動の変化、をVRを使って実験した (ALIFE2023会議に受理、oral発表予定)。3) MTMに実装されるのは、transformerを核とした巨大なニューラルネットワークである。この「音楽transformer」を用いて、音楽の聞き分けに伴うネットワークの活性の違いを解析した(AROB-SWARM2023会議に受理、oral 発表)。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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