研究領域 | シンギュラリティ生物学 |
研究課題/領域番号 |
21H00415
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
中西 未央 千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (70534353)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2022年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 脱分化 / 組織幹細胞 / 造血前駆細胞 / 造血幹細胞 / 炎症性老化 / 組織再生 / 恒常性維持 / 分化可塑性 / 幹細胞老化 / 細胞の可塑性 / 多細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
幹細胞と前駆細胞は組織の状態に応じて、細胞供給における各々の役割を劇的に変化させる。このような組織の状態に応じた幹前駆細胞間の活性バランス調節は恒常性維持と修復再生制御の鍵であると考えられるが、そのメカニズムは明らかになっていない。本研究では、応募者が多能性幹細胞社会で確立したモデルを組織幹前駆細胞へと敷衍し、脱分化能をもったシンギュラリティ細胞が組織維持・再生を制御することを明らかにし、その未知の制御メカニズムを解明する。
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研究実績の概要 |
本研究は造血系における脱分化能をもったシンギュラリティ細胞の同定、シンギュラリティな脱分化現象の制御シグナル解明、およびその組織維持再生制御への寄与を明らかにすることを目的として実施した。 その結果、ex vivo培養系を利用した脱分化制御因子の探索をおこない、特定の炎症性サイトカインが造血前駆細胞からphenotypicな造血幹細胞への転換を誘導することを明らかにした。またこのような転換が老化造血前駆細胞で亢進するという、老化造血幹細胞のexpansionとの関連を示唆する知見を得た。また当初このようなシンギュラリティ現象の場として注目していた造血幹前駆細胞のクラスターについては、脱分化との直接的な関連を示すには至らなかったが、その構造と動態について解析を進めた。研究期間後半において研究環境上の事由により遅滞が生じ、当初予定の生体内におけるシンギュラリティ現象解析にまで至らなかった(レポーターノックインマウス作製を完了)が、上記の知見は複数の学会シンポジウムで紹介されたほか、本研究終了の前後に採択・開始した科研費学術変革(B)の研究にも発展的に受け継がれた。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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