研究領域 | シンギュラリティ生物学 |
研究課題/領域番号 |
21H00429
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
田中 伸弥 九州大学, 生体防御医学研究所, 准教授 (80462703)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 自己免疫疾患 / 自己反応性シンギュラリティリンパ球 / 自己反応性リンパ球 / 免疫寛容 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究においては、まず、T細胞の活性化を検出する新規システムを構築する。T細胞活性化に必須なCD28分子とそのリガンドB7の相互作用が起こった際に蛍光タンパク質が発現するシステム (B7センサー)を構築することでT細胞活性化を可視化する。申請者が、最近、報告した新規自己免疫疾患モデルでは、自己反応性B細胞の活性化が自然発生的に起こり、それによって、自己反応性T細胞の活性化が付随して起こる。この自己免疫疾患モデルに、B7センサーを導入し、自己反応性T細胞の活性化に伴って発現する蛍光タンパク質を広範囲、高感度に検出することで、自己反応性T細胞の動態解析を行う。
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研究実績の概要 |
免疫系は、同システムが内包する自己反応性リンパ球の制御不全によって個体生存が脅かされるという危険性を有している。従って、これら細胞がいかに抑制的に制御されているかを理解することが重要である。本研究においては、これら自己反応性リンパ球の動態を解析するという側面から同リンパ球の制御の解明を行った。研究代表者は、これまでに脱メチル化酵素TETをB細胞特異的に欠損させることにより自己反応性B細胞の活性化を引き起こし、それにより、CD4陽性T細胞の自然発生的な活性化が生じることで、自己免疫疾患が誘導されるマウスモデルを樹立している。同モデルをT細胞活性化レポーターマウスと組み合わせることで、自己反応性CD4陽性T細胞の動態解析を実施した。このモデルにおいて、B細胞の活性化後、一週間程度で、コントロールと比較し、レポータータンパク質を発現するCD4陽性T細胞の割合が3倍程度増加し、さらに、その後の時間経過に伴って、さらに増加することが明らかになった。これらレポーター陽性T細胞には、Foxp3陽性制御性T細胞と非制御性T細胞が含まれており、これは、病原性自己反応性T細胞が、自己反応性B細胞によって活性化されることを示唆していた。また、これらレポーター陽性T細胞は、B細胞領域及び、濾胞外周辺領域に局在していた。これは、自己反応性B細胞によって活性化されたT細胞が増殖し、積極的にB細胞領域に遊走することで、さらにB細胞を活性化させる可能性を示唆しており、このフィードフォワードループが、自己免疫反応の増幅に寄与していることが考えられた。また、濾胞外周辺領域における局在が、自己免疫反応の制御にいかに寄与しているかについては、今後明らかにすべき課題である。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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