研究領域 | 生涯学の創出-超高齢社会における発達・加齢観の刷新 |
研究課題/領域番号 |
21H05326
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研究種目 |
学術変革領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅰ)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
木村 亮 京都大学, 医学研究科, 准教授 (20636641)
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研究期間 (年度) |
2021-09-10 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
2022年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / ウィリアムズ症候群 / 生物学的年齢 / DNAメチル化 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、DNAメチル化を基にした「生物学的年齢」を算出し、自閉スペクトラム症やそれとは逆の高い社交性を呈するウィリアムズ症候群の発達・加齢に伴う社会性や認知機能を精密に評価することを目的とする。これら神経発達症では、症状の個人差や小児から成人への移行医療の難しさから、発達・加齢と社会性や認知機能との関係は明らかになっていない。本研究では、DNAメチル化による「生物学的年齢」を算出し、問診や質問紙、視線計測解析を実施することにより、発達・加齢と社会 認知機能との関係を明らかにする。本研究結果は、神経発達症だけでなく、広く老化プロセスへの介入・支援への応用が期待される。
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研究実績の概要 |
これまで、人間の生涯における個体の変化は、誕生からの時間で定められた「暦年齢」をもとに成長から衰退という現象を捉えてきた。しかし発達・加齢プロセスは、遺伝・環境要因の相互作用の影響を受けるため、個人差が大きく「暦年齢」だけでは説明が困難である。環境要因により遺伝子の働きが調節される仕組みをエピジェネティクスとよび、その代表的な一つであるDNAメチル化が近年、発達・加齢プロセスの個人差に重要な役割を果たすことが明らかになってきた。従来からの「暦年齢」に対して、DNAメチル化レベルを基に予測された年齢は「生物学的年齢」と呼ばれ、組織・細胞の老化の程度を反映すると考えられている。 本研究は、DNAメチル化を基にした「生物学的年齢」を算出し、自閉スペクトラム症やそれとは逆の高い社交性を呈するウィリアムズ症候群の発達・加齢に伴う社会性や認知機能を精密に評価することを目的とする。これら神経発達症では、症状の個人差や小児から成人への移行医療の難しさから、発達・加齢と社会性や認知機能との関係は明らかになっていない。そこで本研究では、被検者検体を使ってDNAメチル化を基にした「生物学的年齢」を算出し、問診や質問紙、さらに視線計測解析を実施することにより、発達・加齢と社会認知機能との関係を明らかにする。本研究の結果は、神経発達症だけでなく、広く老化プロセスへの介入・支援への応用が期待される。 本年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響に伴い、 研究協力機関における感染症拡大防止の観点に基づく方針により研究活動が制限され、当初予定されていた被験者のリクルー トおよび検体回収ができなかったため、研究究延長申請が承認、次年度も引き続き研究継続することとなった。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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