研究領域 | 生涯学の創出-超高齢社会における発達・加齢観の刷新 |
研究課題/領域番号 |
21H05346
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研究種目 |
学術変革領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅰ)
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研究機関 | 長崎純心大学 |
研究代表者 |
三浦 佳代子 長崎純心大学, 人文学部, 准教授 (10597412)
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研究期間 (年度) |
2021-09-10 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 展望記憶トレーニング / 認知予備能 / 前頭葉機能 / 高齢者 / 展望記憶 / 認知予備脳 |
研究開始時の研究の概要 |
展望記憶の問題は生活の様々な場面に影響を及ぼし、社会機能やQOLの低下につながる。本人に代わって家族が予定を覚えておかなくてはならないため、家族や介護者にとっても深刻な問題である。しかし、展望記憶に関する研究は十分な知見が蓄積されていない。 本研究では、展望記憶機能の維持要因やトレーニング効果に関わる要因として認知予備能に着目し、一人ひとりに合わせた最適な認知トレーニングを選択するための新たな視座を提示することを目指す。
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研究実績の概要 |
本研究課題の第一の目的は、展望記憶の自己認識に及ぼす加齢の影響と展望記憶における認知予備能の役割を解明することであった。この目的を達成するため、展望記憶の自己認識に及ぼす加齢の影響と展望記憶における認知予備能の役割を明らかにするためウェブ調査を実施した。インターネット調査会社の調査パネルを用いて20歳~90歳の2,850名から回答を得た。なお,同居する 家族にも回答を依頼した。結果、1.高齢群は若者群に比べ自身の展望記憶に対する自己評価が高く、自己認識が正確であること、2.認知予備能高群は低群に比べ自身の展望記憶に対する自己評価が高く、 自己認識が正確であること、3.高齢群では全体的に認知予備力高群は自身の展望記憶に対する自己評価が高く、自己認識が正確であることなどが明らかとなった。 また、第二の目的は、展望記憶トレーニングの効果に関わる神経基盤、そしてトレーニングの促進要因としての認知予備能の影響について明らかにすることであった。研究の遅れに伴い、展望記憶トレーニングの効果に関わる神経基盤については検討ができなかった。トレーニングの促進要因としての認知予備能の影響については、VRを活用した認知トレーニングへの適応(使用感)と認知予備能、および情報処理不安などとの関連を探索的に検討した。小数例への実施であるが、VRなど最新の機器を用いた認知トレーニングには、認知予備力や過去の情報機器の利用経験、テクノフォビアなどが関連する可能性が推察された。上記の成果については、2024年度中に論文としてまとめ、投稿する予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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