研究領域 | マテリアルシンバイオシスための生命物理化学 |
研究課題/領域番号 |
21H05523
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研究種目 |
学術変革領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅱ)
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
橋本 朋子 信州大学, 学術研究院繊維学系, 准教授 (10589930)
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研究期間 (年度) |
2021-09-10 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2022年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 高分子バイオマテリアル / 物質共生 / 材料物性 / 物質共生パラメーター |
研究開始時の研究の概要 |
数多くの高分子バイオマテリアルが医療機器を構成し、病態の改善、治癒、組織再生を担っている。本研究では、既存医療機器で用いられている各種高分子バイオマテリアルの「材料特性」と「材料‐生体(細胞)間の弱い相互作用」の関係を調べる。また、縫合糸としての実績も長い天然高分子であるシルクフィブロインを用いて、固有の材料特性と生体との弱い相互作用の解明を進める。 得られた結果をまとめ、高分子バイオマテリアルと生体間の物質共生パラメーター把握を目指す。
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研究実績の概要 |
数多くの高分子バイオマテリアルが医療機器を構成し、病態の改善、治癒、組織再生を担っている。本研究では、既存医療機器で用いられている各種高分子のうち、塊の状態で体内および体表面に存在するバイオマテリアルに着目し、「材料特性」と「材料‐生体(細胞)間の弱い相互作用」の関係を調べることを目的とし研究を進めてきた。 本研究課題では、人工血管、人工皮膚、縫合糸等に使用されているポリエチレンテレフタレート(PET)、コラーゲン、シルクフィブロインを選択し、分子量および組成を変化させない様々な条件でフィルムを作製した。得られた材料の表面および表面近傍の構造や結晶性などの特性を各種分光法により調べた。また、細胞やタンパク量との相互作用の指標となる濡れ性をフィルムの水接触角測定により解析した。得られたフィルムを用い、細胞とのミクロ環境での相互作用評価として、材料上に各細胞を播種し、接着挙動や遊走、増殖、また炎症について調べた。得られた結果より、高分子バイオマテリアル表面近傍の結晶性・構造が異なると、異なる細胞挙動が示され、結晶性の指標や特定の高次構造含有率と細胞挙動との間に一定の相関性が認められた。これらの評価により、生体との共生に寄与する高分子バイオマテリアル側の特性について新しい知見が得られたと考えられ、現行使われている材料のさらなる共生を誘導するパラメーター、また物質共生を達成するための新しい高分子バイオマテリアル開発のにも寄与するパラメーターの獲得につながると考えられる。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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