研究領域 | グリアデコーディング:脳-身体連関を規定するグリア情報の読み出しと理解 |
研究課題/領域番号 |
21H05625
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研究種目 |
学術変革領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅲ)
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
伊藤 綾香 名古屋大学, 環境医学研究所, 講師 (80508333)
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研究期間 (年度) |
2021-09-10 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2022年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 自己免疫疾患 / 心身相関連関 / 脂質代謝 / 免疫代謝 |
研究開始時の研究の概要 |
心理ストレスが末梢の生理機能を制御する「心身相関」は、経験的に知られているのもの、その実態は十分に理解されていない。代表的な自己免疫疾患である全身性エリテマトーデスは、全身に慢性炎症を呈する難病であり、その病態進展に伴い多彩な神経精神症状が生じる。一方、心理ストレスが自己免疫疾患の発症リスク増加や再燃に繋がることが報告されているが、そのメカニズムやミクログリアの関与は不明である。本研究では、心理ストレスによる末梢自己免疫応答制御のインターフェースとして、ミクログリアの脂質代謝に着目し、その病態生理的意義の解明を目指す。
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研究実績の概要 |
心理ストレスが末梢の生理機能を制御する「心身相関」は、経験的に知られているものの、その実態は十分に理解されていない。代表的な自己免疫疾患である全身性エリテマトーデスは、全身に慢性炎症を呈する難病であり、その病態進展に伴い多彩な神経精神症状が生じる。一方、心理ストレスが自己免疫疾患の発症リスク増加や再燃につながることが報告されているが、そのメカニズムやミクログリアの関与は不明である。本研究では、心理ストレスによる末梢自己免疫応答の制御のインターフェースとして、ミクログリアの脂質代謝に着目し、その病態整理的意義の解明を目指すことを目的とした。 これまでに、心理ストレスモデルとして、マウスに社会的敗北ストレスおよび拘束ストレスを負荷し、末梢の免疫細胞、および脳内ミクログリアの動態を解析した。ストレス負荷により、T細胞やB細胞、好中球の数や割合に変化が生じること、特に好中球はいずれのストレスによっても増加する一方、その他の免疫細胞の動態は、ストレスの種類によって異なることが明らかとなった。また、薬剤によるミクログリア除去の検討から、ストレス負荷による全身性エリテマトーデス病態への影響の一部がミクログリア機能を介する可能性を示唆した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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