• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

免疫系の若返りによる脳可塑的変化の誘導

公募研究

研究領域脳の若返りによる生涯可塑性誘導ーiPlasticityー臨界期機構の解明と操作
研究課題/領域番号 21H05707
研究種目

学術変革領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 学術変革領域研究区分(Ⅲ)
研究機関国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター

研究代表者

村松 里衣子  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所, 部長 (90536880)

研究期間 (年度) 2021-09-10 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2022年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
キーワードアルツハイマー病 / 骨髄 / 神経細胞 / 神経免疫 / 免疫老化 / アルツハイマー型認知症
研究開始時の研究の概要

老化に伴う全身の機能変化のうち、何が脳機能に影響を与えるかを探索する。特に加齢とともに機能が変化する免疫系細胞の役割に着目し、老化免疫細胞の機能変化に関連する分子メカニズムを抽出する。抽出したメカニズムに介入した際に、老化免疫細胞の機能が若返り、その結果として老化と関連する神経機能の変化も改善するか検討する。

研究実績の概要

加齢は、様々な神経疾患のリスク因子の一つであり、加齢に伴う脳機能の変化の理解は種々の疾患の病態解明に重要である。しかし、生体の加齢性変化による神経機能の調節の理解は未だ十分ではない。我々はこれまで、脳機能が脳の外部環境により制御される機序を見出しており、本研究では加齢性の脳外部環境変化が脳機能に与える作用を探索することとした。
脳の外部環境は神経経路と循環を介する経路で脳機能を制御すると知られるが、種々の疾患では患部での血管のバリア機能の破綻が認められることから、循環を介した経路が疾患時には増強すると予想される。また、循環に含まれる免疫系細胞は、加齢とともに機能変化することも明らかになっている。そこで本研究では、免疫系細胞の老化による脳機能の制御について、アルツハイマー病モデルマウスを用いた検討を行った。
これまでに高齢および若齢のマウスから採取した骨髄をアルツハイマー病モデルマウスに移植したところ、認知機能に差が生じることが各種行動試験から示されたため、その再現を得るための実験を行った。また、同処置を施したマウスにおいて、脳内で各種免疫細胞の割合をFACSで評価したところ、一部の免疫系細胞の比率が高い様子が検出されたため、組織内での細胞染色により確認を行った。そこで同細胞を単離し、網羅的遺伝子発現の検討おとびそれに基づくパスウェイ解析を行い、差があるシグナル伝達経路を複数見出しており、その一部の経路を阻害した骨髄を調整しアルツハイマー病モデルマウスに移植したところ、認知機能は改善した。これらの結果から、免疫系の老化による脳機能の調節機構のメカニズムの一端が示唆された。

現在までの達成度 (段落)

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2022 実績報告書
  • 2021 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] アルツハイマー病における免疫系細胞の多様性とその役割2022

    • 著者名/発表者名
      田辺章悟、平林峻太朗、村松里衣子
    • 雑誌名

      医学のあゆみ

      巻: 282 ページ: 9-13

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 老化と認知症に共通して認知機能を制御する、脳血管内皮細胞由来因子の探索2023

    • 著者名/発表者名
      平林 峻太朗、植田 尭子、木下 薫、小笠原 裕樹、村松 里衣子
    • 学会等名
      第67回日本薬学会関東支部大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

URL: 

公開日: 2021-10-22   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi