研究領域 | 実世界の奥深い質感情報の分析と生成 |
研究課題/領域番号 |
21H05795
|
研究種目 |
学術変革領域研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅳ)
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
昆陽 雅司 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (20400301)
|
研究期間 (年度) |
2021-09-10 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2022年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
|
キーワード | 触覚ディスプレイ / バーチャルリアリティ / 振動源定位 / 高臨場感提示 |
研究開始時の研究の概要 |
立体音響の触覚版である立体振動ディスプレイを実現する.従来の触覚のファントムセンセーションを2つの意味で革新する.第1に,身体上だけでなく,外界に存在する任意位置の振動源を定位させる立体ディスプレイ技術を開発する.第2に,単純な正弦波のような振動波形ではなく,聴覚域も含む任意の高周波振動を無音で体感させる振動変調技術を開発する.また,聴覚・視覚刺激との統合提示を行い,立体振動が単に触覚だけに限らず,定位感の聴覚・視覚との相乗効果や,知覚対象の迫真性など深奥にあるリアリティの喚起に関わる可能性について検証する.
|
研究実績の概要 |
立体音響の触覚版である立体振動ディスプレイを実現し,外界で振動を発生する振動源あるいは音源の存在感・迫真性を格段に向上させることを目的とする.具体的には,身体上だけでなく,外界に存在する任意位置の振動源を定位させる立体ディスプレイ技術,および,単純な正弦波のような振動波形ではなく,聴覚域も含む任意の高周波振動を無音で体感させる振動変調技術の実現し,立体音響および視覚刺激との統合による定位性の知覚変化,対象への注意誘導および迫真性向上について検証する. 本年度は下記の項目を実施した. 1)立体振動ディスプレイの基盤確立 昨年に引き続き,床面振動デバイスを用いて外界の振動源の定位(身体外・2次元配置)提案手法により,身体外にPSが定位できることを実証した.また,振動子を3次元配置することにより,3次元空間で振動源が定位できるかを前腕に配置した腕輪型デバイスと把持デバイスにより検証を行い,その定位能力を定量的に評価した. (2)立体振動の聴覚・視覚統合の効果検証 両腕に提示した立体振動と立体音響の相互作用立体振動と立体音響とのマルチモーダル知覚が,PSの定位に及ぼす相互作用を検証した.また,前腕に提示したPSの運動により,感情が想起可能かを検証し,運動パターンによって想起される感情に変化があることを確認した.さらに,ゲームエンジンと連動し,リアルタイムで視聴覚の描画と立体振動を提示可能なアプリケーションの開発をおこなった.
|
現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
|