配分額 *注記 |
7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2022年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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研究実績の概要 |
末梢静脈の視認性や触知性を判断するため、化学療法中の患者に視認性の低い末梢静脈を選択する際、看護師がNIR (近赤外線:Near InfraRed)使用群で有意に視認性・触知性が高いこと明らかにした(N.Kuramoto& Y.Watanabe,2022)。末梢静脈穿刺の成功率を向上させるため、2段階駆血法によると血管断面積と血管の深さは従来の駆血法より正の相関がみられた(山下・小関・倉本・渡邉・葭仲・高野,2022)。また、上肢の末梢静脈路確保におい2段階駆血は,末梢静脈血流が充満し皮下組織がより薄くなるため、表皮から目視できない深い血管を選定しやすいことがわかった(山下・渡邉・倉本・小関・葭仲・高野,2022)。しかし、目視できない末梢静脈血管路の穿刺部位の選定には、さらに熟練看護師の血管選定時の触診動作精査する必要がある。熟練看護師8人、新人看護師8人、患者役7人の協力が得られ延べ21人の協力を得て、合計7件を実施できた。触診圧を測定する接触力ウェラブルセンサは、装着する看護師の指腹の幅に影響を受けるため、12mm,16mmのセンサを増設した。 結果、熟練看護師は、短時間に橈側皮静脈の末梢側を選定し、少ない荷重で穿刺予定部位を探り当てており、触診時の指尖、指頭、指腹を使い分け、均一かつスムーズな動きで選定していた。新人看護師は、選定時間が熟練看護師の約2倍を要し、触知範囲は狭く限局されおり、触知荷重は安定せずその振福差は大きい。今後は、画像処理ソフトウェアにより、HapLog センサおよび指先等を追跡して3D軌跡データを抽出し、荷重データを参照に触診時の押し込み深さを計測し、動作がなめらかでリズミカルであるほど低い周波数成分に偏るため、触診動作の「なめらかさ・リズミカルさ」を示す指標を求める。
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