研究領域 | カーボンナノチューブナノエレクトロニクス |
研究課題/領域番号 |
22016009
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
阿知波 洋次 首都大学東京, 大学院・理工学研究科, 教授 (20002173)
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研究分担者 |
橋本 健朗 首都大学東京, 准教授 (40202254)
児玉 健 (兒玉 健) 首都大学東京, 助教 (20285092)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2011年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2010年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | ナノチューブ / カーボン / カイラリティ / カイラリティ制御 / エレクトロニクス / フラーレン / レーザー / レーザー蒸発法 / CVD法 |
研究概要 |
カーボンナノチューブの光学的性質を精密に制御するために、カーボンナノチューブのカイラリティ制御を試み、さらに、極めて狭いカイラリティ分布を有するカーボンナノチューブの作成を試みた。また、実験的に明らかにされた(6,5)の指数で特徴付けられる特定カイラリティのチューブが選択的に生成する機構を理論的アプローチにより解明することを試みた。 カーボンナノチューブの作成法として、レーザー蒸発法を用いた。レーザー蒸発法によるカイラル制御においては、用いる金属触媒の種類を変化させ、最適の触媒を探索した。また、Rh/Pd2元金属触媒系におけるPd添加効果をあきらかにした。その結果、Rh/Pd混合触媒において、(6,5)チューブのカイラリティに著しく偏ったチューブの作成に成功した。ついで、(6,5)チューブが何故成長しやすいか、等の成長機構について、ab initio計算により、(6,5)チューブの成長過程を追跡した。カーボンナノチューブ成長機構の成果として、実験、理論両面からの成果として、ナノチューブの成長過程にはカイラリティに依存した反応障壁があり、反応障壁を制御することにより、単一カイラリティチューブの作成が可能になることが明らかになった。
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