研究領域 | 医用画像に基づく計算解剖学の創成と診断・治療支援の高度化 |
研究課題/領域番号 |
22103505
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
廖 洪恩 東京大学, 大学院・工学系研究科, 准教授 (40396784)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
2011年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2010年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 計算解剖学 / 三次元画像 / 診断・治療支援 / モデル / 高速計算 |
研究概要 |
研究開発1年目で開発された基礎技術に臓器変形への対応、インタラクションを組み合わせ、同時に技術融合、システム統合と評価・臨床応用の研究開発を始めた。 1)術中情報による「計算解剖モデル」の変形および画像支援ナビゲーションの開発 手術対象・回避対象・体内の全体構造・部分構造の詳細な把握ための位置指標、術中における体内の変化・術中計算解剖モデル情報提示、臓器変形や手術器具の術中リアルタイム表示及び術者の視野変化に対応する三次元モデル表示等の改良を行った。また、計算解剖モデルと術中デバイスの提示を融合し、インタラクティブな三次元画像として患者に重ね合わせて表示する次世代高精度低侵襲手術用ナビゲーションシステムを開発した。見えない内部構造である臓器変形のリアルタイム三次元実像表示、及び臓器に挿入され見えない手術器具の三次元実像表示、を実際の患者に合成表示し、術者はあたかも透視能力を得たかのような感覚の中で低侵襲治療手術を遂行できる理想的な手術空間の構築を行った。 2)三次元計算解剖モデルを用いた手術治療支援システムの開発 最大限に捉えて治療効果を上げることを目的として、三次元画像ナビゲーションシステムを用いた手術治療支援システムの開発を行った。これは外科医の手術作業を支援する手術デバイスを画像誘導手術と融合させ、時々刻々と変換する患部や患部周辺の状況の把握に、「計算解剖モデル」を導入し「医用画像完全理解」を目指した高度画像処理で把握させることで、治療デバイスの知能化における多次元実時空間情報の三次元計算解剖モデル化に適した表示システムを構築した。
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