配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2011年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2010年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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研究概要 |
従来からあるバーチャルリアリティなどのトレーニングモデルと"「計算解剖モデル」と個別化された症例データとの差異が定量的に記述されたトレーニングモデル"を比較・解析した.そこから医療ニーズの抽出・臨床的リスクアセスメント、医学・工学両面からの評価による「計算解剖学」への効果的フィードバック、トレーニングシステム等の完備を並行して進めた. 昨年度導入したDICOM通信規格による高機能医用画像ワークステーションとサーバーシステムを利用し,定量化された計算解剖モデルによるフィルムレス化の促進と遠隔画像読影を実現した。さらにロボット遠隔手術システムの内部に医用画像支援システムを構築し,テレメンタリングシステムを統合した遠隔手術手技修練と教育プログラムを開発した. さらにこれを地域医療資源格差の是正に活用するべく、医療過疎地域でも高水準の医療情報システムと教育システムを利用できる医療環境を構築するため,簡易画像閲覧システムとそのマニュアルを作製し,一部は市販化した. 計算解剖学モデルの構築に当たり,画像支援のみでなく,3Dプリンターによる立体臓器模型技術を開発し,立体模型による診療支援システムと医学教育システムを構築,実証し,その有用性を確認した.その一部は特許申請済みである.
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