配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2010年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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研究概要 |
本研究では,ロボットが人間と対等に知的なインタラクションを行う場合,ロボットが人間を説得する技術の可能性を追及することが目的である.そのため,ロボット側から人間への説得を試みる場合に影響する要素について評価を行った.本研究では,ロボットと人間のインタラクションにおいて,ユーザが単純な作業を行っている際のモチベーションを維持するため,ロボット,あるいはキャラクターエージェントが役立つかどうかについて双方を比較した実験を行った.その実験結果を統計的手法で定量的に分析することにより評価した. ユーザがモチベーションを維持するため,ディスプレイ上のキャラクターエージェントとロボットの影響についての比較実験を行った.実験は,3要因配置(被験者間):メディア(ロボット・ディスプレイ)×感情価(2:喜び・無表情)×励まし(2:有・無)で行われ,被験者にはマス目色塗り課題を与えた.メディア,エージェシトめ感情価(印象)励まし有無についての影響について調査し,人がモチベーションを維持するための話し手の説得による効果について,キャラクタエージェントとロボットとの特徴をまとめた.それによると,結果を総合的に見ると,モチベーションを維持するため説得を行う場面においては,キャラクタエージェントはロボットよりも影響力が強いといえた.実験における成果については,国内シンポジウムおよび国際シンポジウムの招待講演で発表し,ジャーナルでの採択が約束されている.
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