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オルガネロファジーと血管障害

公募研究

研究領域マルチモードオートファジー:多彩な経路と選択性が織り成す自己分解系の理解
研究課題/領域番号 22H04656
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関昭和大学

研究代表者

森戸 大介  昭和大学, 医学部, 講師 (20514251)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードオルガネラ / オートファジー / ユビキチン / ミステリン / RNF213
研究開始時の研究の概要

真核細胞の機能を支えるオルガネラの量と質は厳密に管理されていると想像できる。その一端を担うシステムとして各オルガネラを特異的に認識・除去するオルガネラオートファジー経路の詳細が明らかになりつつある。研究代表者らはオルガネラオートファジーの異常が個体レベルでは血管障害につながることを示唆する結果を得た。この現象の実態とメカニズムについて、分子・細胞・個体レベルでの検証を進める。

研究実績の概要

真核細胞の機能を支えるオルガネラの量と質は厳密に制御されている必要がある。リン脂質二重膜を始めとする構成要素の合成、統合、形態形成、質の監視を含む品質管理、構成要素毎あるいは一括しての分解など多段階の制御が想定される。この一部について現在、盛んに解析が行われているが、プロセス全体の十分な理解からは未だほど遠い。研究代表者は脳血管疾患もやもや病の責任遺伝子として新規遺伝子ミステリン(別名RNF213)をクローニングした。ユニークなダイニン型ATPアーゼ/ユビキチンリガーゼであるミステリンタンパク質は、細胞質ゾル、脂肪滴、細胞に侵入した感染性細菌の膜表面などへの特異的な局在性を示す。ミステリンは外来性の膜(感染性細菌)をユビキチン化して、膜ユビキチン化を起点としたオートファジーにより外来性膜を量的に下方制御することから、翻ってミステリンが脂肪滴など内在性膜の量や質の調節においても機能を持つ可能性が考えられた。今年度までの解析により、ミステリンが特定の条件下で内在性膜のオートファジーに寄与すること、またもやもや病や関連の血管狭窄と相関する患者由来変異によりこのプロセスに障害を生じることを見出した。他方このメカニズムについては必ずしも明確でなく、ミステリンが外来性あるいは内在性の膜を特異的に見分けるメカニズムや、オートファジーを惹起する場合とそうでない場合の切り替えのメカニズム、血管狭窄関連変異による障害のメカニズムなどについて引き続き解析を進めている。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2022 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件)

  • [雑誌論文] もやもや病の分子病態をめぐる幾つかの論点2023

    • 著者名/発表者名
      森戸大介、折井みなみ
    • 雑誌名

      日本応用酵素協会誌

      巻: 57 ページ: 19-26

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] もやもや病タンパク質による脂肪滴制御とその破綻2022

    • 著者名/発表者名
      森戸大介
    • 学会等名
      第64回日本脂質生化学会大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] Pathogenic Action of Mysterin/RNF2132022

    • 著者名/発表者名
      Daisuke Morito
    • 学会等名
      The 10th International Symposium on Autophagy
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] Pathogenic action of a large ATPase/ubiquitin ligase, mysterin/RNF2132022

    • 著者名/発表者名
      Daisuke Morito
    • 学会等名
      Ubiquitin New Frontier, The International Symposium in Tokyo 2022
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2023-12-25  

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