研究領域 | 全能性プログラム:デコーディングからデザインへ |
研究課題/領域番号 |
22H04675
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
久保 直樹 九州大学, 生体防御医学研究所, 特任講師 (50914280)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2023年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | エピゲノム / ゲノム3次元構造 / エンハンサー・プロモーター相互作用 / DNAメチル化 / 生殖細胞 / 細胞分化 / 初期胚 / 転写制御 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、受精卵が全能性を獲得し、その後、細胞分化と共に全能性を消失する過程のエンハンサー・プロモーター相互作用のダイナミクスを、高解像度シングルセルゲノム3次元構造解析法を用いて明らかにする。これにより、初期胚発生における転写制御装置としてのゲノム3次元構造の詳細を明らかにし、遺伝、発生、幹細胞研究など幅広い分野で学術的波及効果が期待でき、不妊・先天異常などの原因解明に貢献すると共に、生殖医療の改善に役立つ。
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研究実績の概要 |
本研究期間で、まず、ヒストンH3K4me1修飾とES細胞の分化過程におけるエンハンサー・プロモーター相互作用の変化に着目して研究を行った成果を、筆頭/責任著者として、Molecular Cellに報告した。当初は受精卵から初期胚の分化過程でのエンハンサー・プロモーター相互作用(E-P contacts)の詳細解明を目標としていたが、こちらは現在も研究継続中であり、一方で、よりE-P contactsの解析が容易に行えるES細胞の分化過程の研究に重点を移し、本研究期間内で成果をまとめることができた。 また、本領域のテーマである全能性獲得に繋がる重要なサンプルとして、生殖細胞(卵子と精子)に関しても研究を行い、受精後の遺伝子発現制御に深く関わるDNAメチル化修飾の確立に関する研究で、こちらも筆頭/責任著者として論文を投稿し、本領域終了の2023年度末の時点でNature Communicationsより暫定受理を受けている。 その他、複数の日本語総説や国内外の学会・施設で招待講演、セミナーを行い、また、本領域主催のシンポジウムや様々な学会に参加し、若手として国内外の研究ネットワーク構築の側面でも非常に意義のある領域参加期間であった。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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