研究領域 | 多様かつ堅牢な細胞形質を支える非ゲノム情報複製機構 |
研究課題/領域番号 |
22H04705
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 星薬科大学 (2023) 国立研究開発法人国立がん研究センター (2022) |
研究代表者 |
服部 奈緒子 星薬科大学, 先端生命科学研究所, 特任准教授 (30611090)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2023年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2022年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | ヒストン修飾 / ヒストンリーダー / エピゲノム / クロマチン / ES細胞 / クロモドメイン |
研究開始時の研究の概要 |
近年、DNA複製後のヒストンメチル化の複製に関しては、ライターとリーダーの相互作用やリーダーのbridging作用が報告されている。本研究では、申請者が同定したヒストンリーダーCdyl2の、マウスES細胞のH3K9me3の複製機構における役割を明らかにすることを目的とする。本研究によって、非ゲノム情報の複製機構におけるヒストンリーダーの重要性が示されるだけでなく、分化シグナルに応じて非ゲノム情報が多様に変化する仕組みの解明、非ゲノム情報の非対称的複製の分子基盤の解明に繋がることが期待される。
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研究実績の概要 |
研究代表者は、ES細胞で高発現、分化に伴い発現消失するヒストンリーダーCdyl2を同定し、Cdyl2はES細胞の"自己複製からの退出"に重要であることを見出した。また、Cdyl2はES細胞のS期後期にH3K9me3と共局在することを見出した。近年、DNA複製後のヒストンメチル化の複製に関してはライターとリーダーの相互作用やリーダーのbridging作用が報告されている。そこで本研究では、マウスES細胞のH3K9me3の複製機構におけるCdyl2の役割を明らかにすることを目的とする。 これまでに、Cdyl2の相互作用因子の候補としてRIME法から、DNA複製関与因子Mcm2, Mcm5, Rif1などが同定された。IP-WBから、Mcm5やHdac1との結合を確認した。また、Cdyl2はES細胞のS期においてのみchromatinにリクルートされることもimmunofluorescence法や細胞画分を用いたWBによって見出した。H3K9me3の維持に関しては、IP-WBによって、H3K9me3に重要な Trim28との結合を見出した。さらに、Cdyl2 WTおよびKO ES細胞を用いて、nascent chromatin とmature chromatinを区別したH3K9me3のChOR-seqを行い、Cdyl2 KO ES細胞では、H3K9me3がゲノム全体に減弱するという結果を得た。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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