研究領域 | デジタル化による高度精密有機合成の新展開 |
研究課題/領域番号 |
22H05341
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研究種目 |
学術変革領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅱ)
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研究機関 | 北海道大学 (2023) 東京大学 (2022) |
研究代表者 |
長友 優典 北海道大学, 薬学研究院, 教授 (70634161)
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研究期間 (年度) |
2022-06-16 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2023年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 全合成 / タキソール / マテリアルズインフォマティクス / 二酸化チタン / テルペノイド / 天然有機化合物 / 光反応 / ラジカル反応 / マテリアルズ・インフォマティクス |
研究開始時の研究の概要 |
1.MIを活用した光脱炭酸型C(sp3)-C(sp3)/C(sp2)カップリング反応の実現; 可視光照射/TiO2条件下、カルボン酸からの脱炭酸を経て生じるアルコキシラジカルの二量化および分子間付加反応を、MIの実装により進化(深化)させる。さらにTiO2/Ni触媒協働型クロスカップリング反応の実現を目指す。 2.1工程の付加価値を最大化した高酸化度天然物の未踏逆合成経路の提示と実現; チジラノールチグレートに代表される高酸化度チグリアンジテルペン類を、現存のAI逆合成解析ツールでは提示しえない合成経路で収束的かつ網羅的に不斉全合成し、有機合成のデータベースに革新的な逆合成戦略を提示する。
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研究実績の概要 |
本研究では、マテリアルズ・インフォマティクス(MI)を活用した光脱炭酸型C(sp3)-C(sp3)/C(sp2)カップリング反応の実現に挑戦した。 可視光照射/TiO2条件下、カルボン酸からの脱炭酸を経て生じるアルコキシラジカルの二量化および分子間付加反応を、MIの実装により進化(深化)させ、さらにTiO2/Ni触媒協働型クロスカップリング反応の実現を目指した。 前年度は、可視光照射/白金担持TiO2条件下、カルボン酸からの脱炭酸を経て生じるアルコキシラジカルの分子間付加反応を活用して、抗がん剤タキソールの不斉全合成を総34工程で達成した。本年度はそれをさらに洗練し、進化させ、タキソールの全合成を総28工程で達成した。本成果は著名な国際学術誌Journal of the American Chemical Societyにて発表した。本合成経路は既存のAI逆合成解析ツールでは提示しえない合成経路であり、当初の目標通り、有機合成の世界(データベース:DB)に革新的な逆合成戦略を提示できた。 本合成で確立した、フラグメント設計の原理と強力なラジカルカップリング反応の実施は、多様な高濃度酸素化テルペノイドの合成を計画し実行するための貴重な情報を提供する。多数の酸素官能基で修飾された複雑な構造の中間体にも適用な本合成戦略は、タキソールをはじめとした多くの複雑天然物の合成へと応用可能であり、本成果によりラジカル反応を基盤とした複雑天然物の収束的合成戦略の有用性を示し、創薬における有機合成化学の進化を加速することが期待される。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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