研究領域 | デジタル化による高度精密有機合成の新展開 |
研究課題/領域番号 |
22H05348
|
研究種目 |
学術変革領域研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅱ)
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
鷹谷 絢 東京工業大学, 理学院, 准教授 (60401535)
|
研究期間 (年度) |
2022-06-16 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2023年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
|
キーワード | 有機合成化学 |
研究開始時の研究の概要 |
古典的有機光反応化学と遷移金属触媒化学を融合した新しい反応制御システム「光/遷移金属協働触媒系」の確立を基盤として,従来法ではなし得ない革新的分子変換反応を実現する。具体的には,ケトンや芳香族化合物の古典的光反応と遷移金属触媒の協働による炭素-炭素σ-結合変換反応や,芳香族化合物の脱芳香族的骨格転位反応といった新反応を開発する。
|
研究実績の概要 |
前年度までに,アルキルアリールケトンとピナコールボラン(HBpin)に対して,光照射かつ加熱条件下でロジウム触媒を作用させると,炭素-炭素σ-結合のホウ素化が進行することを見出していた。本反応の反応機構について知見を得るべく,錯体化学的検討や系中観測を試みたものの,想定されるロジウム錯体中間体を観測することができなかった。一方,本反応の応用展開を目指し,反応基質として芳香族ポリケトンを用いて同様の条件下で反応を行ったところ,原料が消費されることや,生成物の構造について一定の知見を得ることに成功した。 また本反応をさらに発展させ,ホウ素化以外の炭素ー炭素結合変換反応の開発に取り組んだ結果,ホウ素化剤に替わる反応相手としてアリールハライドを用いることで,炭素ー炭素結合形成によるアリール化反応が進行することを見出した。反応条件や配位子について検討を行った結果,生成物収率と選択性を良好なレベルまで向上させることに成功した。本反応の収率や一般性については未だ不十分でありさらなる改善が必要であるが,これはケトンをアリール源とする分子間クロスカップリングを実現した初めての例として意義深い。
|
現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
|