研究領域 | 新興硫黄生物学が拓く生命原理変革 |
研究課題/領域番号 |
22H05569
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研究種目 |
学術変革領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅲ)
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
猪熊 翼 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(薬学域), 講師 (40541272)
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研究期間 (年度) |
2022-06-16 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 超硫黄分子 / 硫黄導入試薬 / 有機合成 |
研究開始時の研究の概要 |
近年超硫黄分子が生命機能を司る重要な分子として認識されるようになってきた。しかし超硫黄分子の合成法が未成熟であることが、超硫黄分子が関与する生物学の発展を大きく妨げていた。申請者は本研究において、申請者がこれまでに取り組んだ反応開発で得た知見を基盤として、新たな硫黄原子導入試薬を設計・開発し、これを用いて超硫黄分子の新規合成法を確立する。本研究は、超硫黄分子合成可能性を拡充することで将来的に様々な機能性超硫黄分子の創出を通じて超硫黄生物学の発展に大きく資すると期待される。
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研究実績の概要 |
本研究は『超硫黄分子を効率的に合成する新規手法の確立』を目的とする。硫黄原子が直鎖状に連結した超硫黄分子が生体内に豊富に存在し、それらがエネルギー産生に深く関与することが2014年に赤池らによって報告されて以来、超硫黄分子の機能解明研究は生命の仕組みを新しい観点から理解するアプローチとして大きな注目を集めている。しかしこれまでに超硫黄分子の効率的な合成法は確立されていなかった。 研究代表者は超硫黄分子の新規合成法の確立を目指しモデルジスルフィド化合物を用いた硫黄原子導入反応によるトリスルフィド合成を検討しこれまでに、中程度の収率および純度で所望のトリスルフィドを得る条件を見出している。 2023年度は本反応の収率と純度の更なる向上を目指し種々条件検討を行った結果、溶媒としてヘキサフルオロイソプロパノールを用いることで収率、および純度を大幅に向上させることに成功した。本反応は様々なアルキルおよびアリールチオールに由来する基質に適用できるのみではなく、本法を応用することで超硫黄分子の1種であるテトラスルフィドの高純度合成にも合わせて達成した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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