研究領域 | ジオラマ環境で覚醒する原生知能を定式化する細胞行動力学 |
研究課題/領域番号 |
22H05686
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研究種目 |
学術変革領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅳ)
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
大西 圭 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 教授 (30419618)
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研究期間 (年度) |
2022-06-16 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 架空生物 / 粘菌 / 知的な振舞い / 人間 / 進化計算 / 群知能最適化 / 群知能 / 対話型進化計算 / グラフ / 可視化 |
研究開始時の研究の概要 |
新たな架空の原生知能の開拓を目指し、架空の粘菌を2次元空間内で移動し、形を変え、分裂し、他とつながるグラフとしてモデル化し、そのようなグラフ集団の知的な振舞いを人間の主観評価に基づき創り出す。このモデルにおいて個々のグラフには移動・変形・分裂・接続ルールがある。そのルールの発動様式は個々のグラフが空間から得る適応度によって定まるとする。このとき、ルール発動様式を定める適応度関数を与えれば、グラフ集団の1つの振舞いが創り出される。そこで、人を評価系とする最適化手法であるインタラクティブ進化計算により、その人にとって振舞いが知的に感じるかどうかを評価基準として、適応度関数を最適化する。
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研究実績の概要 |
令和5年度は、群知能最適化の方法とインタラクティブ進化計算を組み合わせた架空生物の知的な振舞いを創り出すシステムを実装した。令和4年度に実装したシステムでは、架空生物の振舞いが知的かどうかを人間は評価することができなかったが、令和5年度に実装したシステムでは、人間による評価が可能である。その実装システムで想定されている架空生物は架空粘菌である。架空粘菌は動的グラフとしてモデル化される。この架空粘菌は、それが環境(適応度関数)から取得する適応度に応じてその振舞いが変わるルールを持つ。実装システムに組み込まれたインタラクティブ進化計算は、知的に感じるかどうかを基準にして人が架空粘菌の振舞いに与える主観評価値に基づき、適応度関数を最適化する。適応度に応じた架空粘菌の振舞い、振舞いに対する人間の主観評価、主観評価値に基づく適応度関数の最適化、の循環により、人にとって知的に振る舞う架空粘菌が創り出される。 一方、本研究の派生研究として、システムに組み込まれた架空粘菌のモデルを個体とした群知能最適化手法を令和4年度に提案したが、令和5年度は、その手法の応用法を提案した。提案した応用法は、未知の最適化問題に対して本手法を適用して、その未知の問題の特徴量を、個体である動的グラフの時間変化として得ることである。その特徴量が既知の問題の特徴量と類似していれば、その類似する既知の問題を効率よく解けると分かっている最適化手法をその未知の問題に適用することができる。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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