研究領域 | 半導体における動的相関電子系の光科学 |
研究課題/領域番号 |
23104725
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
江馬 一弘 上智大学, 理工学部, 教授 (40194021)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2012年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2011年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 光物性 / ナノ材料 / 窒化物半導体 / 光局在 / 光キャリアダイナミクス / 光のアンダーソン局在 / ランダムレージング |
研究実績の概要 |
本研究では、窒化物半導体GaN、InN、InGaNのナノコラム構造での、(A)動的電子相関効果とダイナミクス、および、(B)ナノコラムが多数配列したときのマクロな光学応答、の2点に着目した。 ナノコラムとは、直径100 nm程度、高さ1um程度の柱状結晶である。このような中間的サイズ、および、特徴的な形状に起因する動的電子相関効果を明らかし、それがもたらす特異な光現象・光機能を引き出すこと,および,ナノコラムが多数配列したときの集団効果としての光学応答を解明することを目的とした。特に、規則配列からずれたランダム性に関する研究に重点を置いた。 今年度は特に研究項目(B)に関して、大きな進展があった.配列制御した試料を用いて、パラメータ(充填率、コラム半径、領域サイズ、ランダムの程度)を系統的に変えた測定を行いランダムレーザーの特性を解明し,並行して光局在の理論計算も行い、光のアンダーソン局在の観点に立って、理論計算と実験の両面から詳細に調べた。 さらに、規則配列したものにランダム性を少しずつ導入した系を作成し、フォトニックレーザーとランダムレーザーのクロスオーバーを調べた.レーザー発振を起こすときのダイナミクスを時間分解測定により、詳細に調べた.その解析は現在進行中であるが,この成果により,最も効率の良いレーザー発振の配置とそのメカニズムを解明することができると信じている。 今後は、フォトニックレーザーとランダムレーザーのクロスオーバーに関して,より深い研究につなげていく予定である.
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現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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