研究領域 | 融合マテリアル:分子制御による材料創成と機能開拓 |
研究課題/領域番号 |
23107524
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 鳥取大学 (2012) 九州大学 (2011) |
研究代表者 |
松浦 和則 鳥取大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (60283389)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2012年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2011年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | ウイルスキャプシド / ペプチド / 自己集合 / タンパク質 / 着せ替え / 内包 / DNA / バイオミネラリゼーション |
研究実績の概要 |
本研究では、我々が以前開拓したトマトブッシースタントウイルス(TBSV)由来のβ-Annulusペプチドからなる合成ウイルスキャプシドを用いて、タンパク質および無機微粒子との融合マテリアル「着せ替えウイルスキャプシド」を創製することを目的としている。本年度は、合成ウイルスキャプシドへのDNAの内包、および、ヒト血清アルブミンによる表面の着せ替えを検討した。 β-Annulusペプチドからなる合成ウイルスキャプシドのゼータ電位のpH依存性から、N-末端がカプセル内部に、C-末端が外部に配向していることがわかった。つまり、中性pHにおいて、カプセル表面は両性イオンであるが、内部はカチオン性に富んでいることが示唆される。この合成ウイルスキャプシドへのM13 phage DNAの内包を検討したところ、透過型電子顕微鏡(TEM)によりDNAとペプチドの二層構造を有する約85nmの球状構造が観察された。 次に、ヒト血清アルブミン(HSA)で着せ替えた合成ウイルスキャプシドの創製を検討した。HSA表面にはジスルフィド形成していないCys残基が一つだけ存在しているので、これを連結ターゲットとして、HSA-β-Annulusペプチドコンジュゲートを合成した。 このHSA-β-Annulusペプチドコンジュゲートの自己集合挙動を調べるために、10 mM 酢酸buffer (pH 4.8)中でのDLS測定を行った。コンジュゲート単独(0.1mM)では、127nmほどの凝集体の存在が示唆された。一方、β-Annulusペプチド: コンジュゲート = 3 : 1の混合溶液([peptide] = 0.1 mM)では、約70 nmほどの集合体の存在が確認できた。この粒径は、合成ウイルスキャプシド表面をHSAが単分子層で覆っていることに相当しており、HSA単分子での「着せ替え」に成功したと言える。
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現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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