研究領域 | 融合マテリアル:分子制御による材料創成と機能開拓 |
研究課題/領域番号 |
23107531
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
大矢 裕一 関西大学, 化学生命工学部, 教授 (10213886)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2012年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2011年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | DNA / 金ナノ粒子 / ナノテクノロジー / 自己組織化 / ナノ配線 / DNAオリガミ / 動的構造変化 / プラズモン共鳴 / DNA |
研究実績の概要 |
DNAナノ構造を骨格・足場として,金ナノ粒子(AuNP)などのナノメタルを配列化させ,その構造による特異な性質の発現や,DNAナノ構造体の構造変化などを利用した機能素材の開発について以下のように検討した。 1.アルカンチオール被覆AuNPの両極部分に選択的にオリゴDNAを結合させた二価型AuNP/DNA結合体の自己組織化を利用して,AuNPの一次元,二次元配列化を行った。特に本年度は,これまでの問題点であったAuNP/DNA結合体およびその組織体の収率向上に関する検討を行った。電気泳動や密度勾配遠心法を用いてAuNP/DNA結合体を精製し,組織体構築の効率・収率を高める検討を行ったが,顕著な向上は見られなかった。また,DNAを介してAuNPが結合していることを確認するために,粒径の異なるAuNPからなるヘテロ組織体を作成し,透過型電子顕微鏡(TEM)観察を行ったところ,ほぼ設計通りの構造が観測され,DNAを介してAuNPが組織構造を形成していることが確認された。 2.我々はこれまでに標的分子を認識するなどして動的に構造を変化させるDNAオリガミ構造体(DNAペンチおよびDNAオリガミBox) の作成にも成功している。この動的DNA構造体上にAuNPを配列化させると,その動的な構造変化をプラズモン共鳴などの現象で検出することが可能となる。本年度は,AuNPが結合したDNAペンチおよびDNAオリガミBoxの設計と作成を行い,その構造をTEMで確認することに成功した。 本研究で開発した手法は,特異な性質を示す新しい有機(生体分子,DNA)-無機(金属,AuNP)が融合したナノテクノロジー材料を構築する方法として次世代ナノテクノロジーの要素技術として非常に有用である。
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現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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